俺TUEEE系のタブーは「ヒロインに弱みを見せること」

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「俺TUEE系」ラノベのタブーに触れられた7話

――さて、前半のクライマックスである7~8話ですが、シェラの話でしたね。7話を振り返ってみていかがですか?

村野:実は「俺TUEEE系」ラノベのタブーに触れているところがあって、一度主人公が精神的にどん底に落ちるんですよね。アニメでは原作描写よりも更に落ち込ませています。

――冒頭から坂本拓真の幼少期が出ましたからね。

村野:そのトラウマがぶり返してしまって、Aパートのラストでヒロインにカッコ悪いところを見せてしまうんです。そこって「俺TUEEE系」からするとタブーらしくて、先生からも危惧されたんですね。

ただ、やっぱりそれを乗り越えて、終盤に向かってディアヴロが少し変わらないと、物足りない物語になると思ったんです。弱みのない主人公ではなくて、弱みを乗り越える主人公こそ応援したくなるんだろうとコンテが上がったところで先生にお見せしたら、「異世界転生物でなかなかこういうことを書く作品はないんじゃないか」と気に入ってくださったので、手応えはありました。

――そういうマナーもあるんですね。

村野:やっぱりヒロインを救ってカッコいい自分を見せるというのが、作品の基本としてあるので。ただこの物語はディアヴロもそうだし、レムもシェラもスタートはみんな一人ぼっちなんですよ。

仲間という存在がいなくて、話数を重ねる中で絆が生まれて仲間を獲得していって、最終話のある答えに辿り着くようにしたかったので、一番落ち込んだときに支えてくれるのは誰なのかというのを見せたいなと思ったんです。なのでここは、タブーに触れつつも描いて良かったなと思います。

異世界魔王7話に対する視聴者のツイート

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↓のような感想もあるので、タブーに触れたのは成功なんじゃないでしょうか。

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