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1987年の言論テロ「朝日新聞阪神支局襲撃事件」で重傷を負いながらも、後に取材活動に復帰した元朝日新聞記者の犬飼兵衛さんが2018年1月16日、急性心臓死の疑いで亡くなりました。
事件は憲法記念日の5月3日夜に起きた。阪神支局2階の編集室に目出し帽の男が押し入り、散弾銃を発砲し無言で立ち去った。犬飼さんは200個以上の散弾粒を浴びて右手の小指と薬指を失い、小尻知博(こじりともひろ)記者(当時29)は左脇腹を撃たれ翌4日未明に死亡した。

犬飼さんは事件の1年後に兵庫県・淡路島の洲本支局長として取材活動に復帰。小尻記者の七回忌を迎えた93年、当時姫路支局長だった犬飼さんは追悼文集で「ぼくはいつまでも第一線にいたいと思う。なぜ撃たれたのか、の原点を探すことがぼくの使命だろう、と思うから」とつづった。

阪神支局襲撃事件のほか、東京本社銃撃(87年1月)、名古屋本社寮襲撃(同9月)、静岡支局爆破未遂(88年3月)などが起き、いずれも「赤報隊」を名乗る犯行声明文や脅迫状が通信社などに届いた。名古屋事件の犯行声明文には「反日朝日は 五十年前にかえれ」とあった。50年前の37年は日中戦争勃発の年だ。一連の事件は報道機関を狙った言論テロだった。

警察庁の「広域重要指定116号事件」として捜査されたが、阪神支局襲撃事件は2002年5月、残る事件も03年3月までに公訴時効を迎えた。


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時効を迎えてしまった時はさぞ無念だったでしょうね……



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