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森日向さん著『声なき魔女と星の塔』の感想をまとめました。 



『声なき魔女と星の塔』: にじみゅ~増刊号!

王国の主席導師に無実の罪を着せられた宮廷導師の“ステラ”は声を封じられ谷底へ落下。
彼女の一縷の望みを拾い上げたのが古代遺跡を発掘する隊商にいる“ファル”。その素性を
知った彼は他の導師らと同様、少数民族との混血の身を忌み嫌ってくるのかと思ったが──。

真面目で頑張り屋な“ステラ”に救われ、惹かれていく“ファル”。追手が掛かる彼女には
出自の秘密が、彼女を助けたいと思う彼には世界の秘密が、思いがけずのしかかってきます。
それが2人の絆を時に深め、躓かせる展開に惹かれます。声が出ないことの絡め方も上手い。

さらに“ステラ”を巡って様々な理想を追い求める人物が、思いがけない形で物語を動かし
彼女たちですら予想だにしない想いを託され、そして終章に繋がっていく結びが心地よい。
帯にある通り、夢と冒険を忘れかけた体に染みわたる物語。存分に楽しませてもらいました。



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