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小説家の冲方丁さんを講師に招いた創作講座がニコニコで配信されました。
カドカワが作るネットの高校、N高等学校では、アドバンスドプログラムの一環としてクリエイターを講師として招聘し、小説やイラスト、ゲーム等のエンタメの授業を行っています。授業の一部が特別にニコニコ公式放送「N高「冲方丁 KADOKAWA文芸小説創作講座」公開授業」にて配信されました。

 本放送では、『マルドゥック・スクランブル』・『天地明察』などで知られる小説家の冲方丁さんを講師に小説家を目指す高校生へ向けて授業を行いました。

ノーベル文学賞すごい「受賞すれば何もしなくても年収8000万」作家・冲方丁さんが高校生に小説家の“夢と厳しさ”を指南|ニフティニュース
N高生からの質問です。
「小説を執筆する際に、自分の好きな作家さんの小説を読んで文体などを学ぶのはありですか」

 ありですよ。これは大事なことですよ。美術でも音楽でも、模写をしたり練習曲があったりするわけじゃないですか。

 小説も是非、文体を学びたいなと思ったら学びたい文体を書き写しましょう。月に2、3冊は書き写すといいと思います。すると、自分ならこういう文章にするとか、現代だったらこういう文章のほうが読みやすいなとか、文章の濃密さとか性質も学べます。なんであれ、物事を学ぶ上で重要な行為の一つは模写です。これはしっかり頑張りましょう。
「小説を書くときプロットをどこまで作りますか。文章を書くときどこまで考えながら書きますか。自分の場合、推敲作業も同時進行的にやってしまい、なかなか筆が進みません」、当たり前だ(笑)。

 文章を書くというのはいろんな要素を同時に扱うということであって、綺麗に書かれたものを見ると、最初から最後までずっと続いているように見える。けれども、文章や小説というのは常にいろんな要素を並行して作っているわけですね。

 音楽で言えばオーケストラみたいに、こっちの楽器のパート、あっちの楽器のパート、この楽器のパートと、全部総合したときに一つの印象が生まれるわけです。なのでもちろんプロットをどこまで作りますかというのは……終わりまで作るということかな。もちろん結論ありきです。

 一回自分がどこに向かっているのかを知らなければ、何を書いているのかがわからない。書いてみないとわからない感じになってしまいます。もちろんそういう書き方もあります。

 何も考えずに書く人ってなかなかいないし、自分が何を書こうとしているのかを考えながら書くし、文章を書くときに大事なのは、その文章そのものを完成させたいのか、その文章の向こう側にいる人に何を伝えたいのか。

 文章だけを完成させようとすると、文章は綺麗だけれども何を言っているのかわからないということになるんですよ。文章を書くときは誰がそれを読んでいるのか。どういう目的でそれを読むのかということをはっきり意識して書くことが多いです。

 たとえば誰に届くかわからないけれども、手紙を書こうとかあまり思わないわけでしょう。でも最近はTwitterとか掲示板とか、誰が読むのかわからずに書いているパターンが多いんですかね。そうするとこういう質問が生まれるわけか。現代的だな(笑)。

ノーベル文学賞すごい「受賞すれば何もしなくても年収8000万」作家・冲方丁さんが高校生に小説家の“夢と厳しさ”を指南|ニフティニュース
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管理人もたまに文章の書き写しをするんですが、漢字の開き方の勉強にもなりますよ。



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