
芥川賞受賞作家の柳美里さんが福島県南相馬市に「フルハウス」という書店を開いたそうです。
福島県南相馬市小高区の本屋「フルハウス」。注文した本を、日販のみなさんに搬入していただいています。「荒詰め」という本棚に本を大雑把に詰めて行く作業です。 pic.twitter.com/bJuB8eSCqn
— 柳美里 (@yu_miri_0622) 2018年4月3日
柳さんは東日本大震災後に県内に通うようになり、2015年4月に同市に移住。小高産業技術高の生徒が電車待ちをする場所がないことを聞き、書店開業を思いついた。オープンは同高の入学式(10日)に間に合わせ、この日を選んだ。大入り満員の願いを込めて「フルハウス」と名付けた。店内は「立ち読み大歓迎」で、長居しやすいよう椅子をたくさん配置。自身の著作の他、歌人の俵万智さんや芥川賞作家の中村文則さんら著名人24人が開店に寄せて推薦した本など、約2000タイトルの本が並ぶ。土曜日には、著名な作家を招き、輪読会などのイベントを開催する。今後は、カフェを併設したり、高校生の学習室を設置したりするなどの構想もあるという。
本日4月9日(月)、芥川賞作家の“柳美里さん”の書店『フルハウス』がオープンしました。書店の場所は、JR常磐線小高駅近くで、営業時間は午後1時から午後9時30分まで。定休日は日、月曜日です。 pic.twitter.com/gwZ3tIAPop
— 小高観光協会(福島県南相馬市) (@odakakankou) 2018年4月9日
木の香り漂う空間に、丁寧に選び抜かれた本が並ぶ。友人の柳美里が多くの人と創る書店「フルハウス」には、「ここをもう1つの居場所にして欲しい」という想いがこもる。小高始め、どうか福島に足を運んでみて欲しい。実際に見て、歩いて、感じて、話して欲しい。知ることから、きっと何かが生まれる。 pic.twitter.com/vUqNjsP8Rs
— 道野久人 (@touhokunomirai) 2018年4月8日
図書館司書の資格をもち翻訳家である妻が、iPad で「フルハウス」の開店準備の様子を見ていた私の肩越しに呟いた。
— ひろちゃん Nagasawa (@nanapicasso) 2018年4月9日
「『売るため』の配列じゃないわね。オシャレな図書館みたい。ずっと居たくなりそう」
柳美里さん南相馬に書店開店「楽しむ場所ないと」 https://t.co/ZmOph65ALl @nikkansportsより
『フルハウス』は柳美里さんの作品タイトルにもありました。
柳 美里
小説家・劇作家。1968年生まれ。神奈川県出身。高校中退後、劇団「東京キッドブラザース」に入団。女優、演出助手を経て、1987年、演劇ユニット「青春五月党」を結成。1993年、『魚の祭』で、第37回岸田國士戯曲賞を受賞。1994年、初の小説作品「石に泳ぐ魚」を、文芸誌「新潮」に発表。1996年、『フルハウス』で、第18回野間文芸新人賞、第24回泉鏡花文学賞を受賞。1997年、「家族シネマ」で、第116回芥川賞を受賞。1999年、『ゴールドラッシュ』で、第3回木山捷平文学賞を受賞。2001 年、『命』で、第7回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞を受賞。

書店「フルハウス」、すごく居心地のよさそうな空間ですね。

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