小説の新人賞で一次落選でも落ち込むことはない
小説の新人賞で一次落ちは「小説の体裁をなしていない。どうにもならないモノ」と言われていた時期がありましたが、ウソです。僕はデビュー以前、一次落ちした作品をそのまま他の新人賞に送って最終選考まで残りました。一次落ちだからと落ち込むことはないです。カテゴリーエラーを疑ってみましょう
— 瀬尾順@LINE文庫エッジにて新作刊行予定 (@junseorz) 2019年6月13日
これはその通りで、予選落ちをした場合、1)カテゴリエラーを疑う 2)予選委員の目を疑う ことは重要。違う新人賞にも出してみる。ただし、どこに出しても予選落ちなら、それは実力。本当の実力と願望の実力を混同しないように。
— 鈴木輝一郎@『何がなんでもミステリー作家になりたい!』発売開始! (@kiichiros) 2019年6月13日
落ちた作品を他の新人賞に送るのはアリなの?
という方へ↓
二重投稿はダメだけど、落選した小説を別の新人賞に投稿するのはOKです。著作権法上も問題ありません。A社で落選、B社で出版・大売れというのはよくあることです。私は某社で「お預かり」のまま握りつぶされた小説を、担当者退職レーベル廃刊でフランス書院に投稿したら大賞受賞でした。
— わかつきひかる (@Wakatuki_Hikaru) 2019年6月12日
ある出版社に持っていったらいい感じに進んだのに新レーベル立ち上げの煽りを食らって出版不可能。
別の出版社に持っていったらシリーズ9巻っていうのがぼくもありましたよ~(笑)。
— 鏡裕之@6月8日、第35回ゲームシナリオ講座 (@boin_master) 2019年6月13日
お預かりの間は、他社に投稿、持ち込みできません。
私は「原稿を返してください」と言ったのですが「女の書いた少女漫画みたいな小説が売れるわけがないが、ウチのレーベルの力で赤字が出ないようにして発売してやると言ってるんだ」と怒鳴られて、返してもらえませんでした。廃刊で投稿できました。— わかつきひかる (@Wakatuki_Hikaru) 2019年6月12日
はじめまして。返して貰えませんでした。担当者が退職し、レーベルが廃刊になったから、自分のパソコンのハードディスクに保存してあった原稿を、プリントアウトして投稿したのです。そのレーベル赤字だらけで、採算ラインに乗った本、ほとんどなかったそうです。
— わかつきひかる (@Wakatuki_Hikaru) 2019年6月13日
こんばんは。こういうことはしょっちゅう起こっています。なので、ひとつだめであきらめないでほしいですね。
— わかつきひかる (@Wakatuki_Hikaru) 2019年6月13日
なお、上でリプを引用させていただいた鈴木輝一郎さんは以前こんなこともおっしゃっていました。
【小説家志望者は拡散】某編集部から業務連絡あり。
「新人賞の応募作品の転募・再応募は著者に不利なのでやめるように輝一郎さんから小説家志望者のみなさんに告知してください」
とのこと。はっきり書きます。落選作の再応募は不利です。— 鈴木輝一郎@『何がなんでもミステリー作家になりたい!』発売開始! (@kiichiros) 2017年10月1日
十年ぐらい前なら再応募もOKだったし、当時は奨励したけど、いまは時代が違うのでござる>デビュー済ませた同業者のみなさんへ
いまは落選原稿の再応募は不利ですよん>新人賞に応募しようとしている人へ。 https://t.co/oZSSWVaqO0— 鈴木輝一郎@『何がなんでもミステリー作家になりたい!』発売開始! (@kiichiros) 2017年10月2日
選考基準がどこもさほど変わらない、何故ならば下読みの人材など少なく被っているからだ!というのは業界の硬直性としんどい未来の示唆を意味してるのでは…「小説新人賞に落選した作品をまた別の新人賞へ送るのはアリかナシか?」https://t.co/hiIWGuopmZ
— えろワ (@errorworld) 2017年10月2日
下読みがかぶってるとかいう息苦しさは解消されてほしいですね。
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ディスカッション
コメント一覧
下読み被ってるからって再応募が不利って意味がわからん
下読みが何人いるのか知らんが、仮に5人で、全員が被っていたとしても、8割の確率で別の人に当たるわけだろ?
一度落選した作品で再度落ちても悔しさは小さくて済むだろうし、応募のコストなんてたかがしれてる
ノーリスクローリターンみたいなもんだから、とりあえずやってみればいいじゃないか
もちろん新作の方がいいんだろうが、そうポンボンかけるわけじゃないんだから、A社で落ちたのをB社に送りつつA社に新作
B社でもおちたらC社に、ってのが効率的じゃないのかな?
続き読んでみたけど転用を続けていくと下読みの間で変なバイアスかかって不利になるって事らしいな
1回や2回なら平気だろう
個人的には1回2回くらいなら良いんじゃないかと思うが、
新作をポンポン書けるかどうかを 見ているという話も聞いたことがある。
全ての投稿者を把握している訳じゃないだろうが、
あまりに使い回ししすぎると、「プロになっても新刊のプロットを次々出すことの出来ない人」と
判断されるとか何とか。
不利だろうが有利だろうが下手な鉄砲でも多く撃つほど当たる確率が上がるのは真理なんだけど
不利だから2回だけより不利だから10回の方が当たる確率高いに決まってんじゃん
まあ編集や下読みが読んで落としたのをまた読むのがしんどいって単にそれだけの事だろうけど
これもまだ読んでない編集や下読みがいるっていう確率があるんだから結局同じ結論
読み速見てるのって基本物書きだよね?
っていうのを感じる記事
わいはわなび
いっそのこと下読みを全国統一にして、各社の審査基準に合わせて振り分けるといいかも。どの下読み屋が読んだかは(暗号化した)マイナンバーとかで応募者にも分かるようにし、二度読みも防ぐ。
下読みがげんなりするから再投稿止めてって理由、おかしくない?
最終審査員ならわかるけど。
もしかしたらそのげんなりしてる下読みのアンタが、売れるものを見抜く才能が無い可能性もあるし。
それなら別の人に読んでもらってチャンスを増やすのは有りだろ。
正直、レアケース、飛び値の類いやと思うわ。
そういうケースもあるんやろうけど、さすがに一次選考落ちを使い回しても、九割九分九厘くらいは無駄だと思う。
「わかつきひかる」さんの話。フランス書院が出版してくれたと書いてある。
まさか。
「間違えて、学生向けのレーベルに十八金を応募した」
というオチですか?
ラノベ新人賞なら、ありきたりのネタを技巧的にまとめ上げるよりも、稚拙でも良いからエキセントリックなキャラと独創的(に見える)ネタで勢い勝負したほうが良いんだよな
社会的に大ヒットした「キミスイ」はどこかの公募の一次選考落ちらしいが、落とした無能の下読みはどこの誰なんだろうな
ハリーポッターがいくつかの出版社で落ちた話は有名だけど、あれを落としたい気持ちもわかる気がする
余計なこと考える前に投稿しとこうぜ
所詮下読みの都合じゃないの
そもそも再応募転応募で賞とってる小説なんかいくらでもあるんだから
再応募ダメ転応募ダメは信じられない。タタの魔法使いなんかGAの二次落ちだぞ?高次にすら残ってない