【晒し】インターバル! ―栄城高校女子バスケ部の軌跡―
佐倉井悠人さんより
インターバル! ―栄城高校女子バスケ部の軌跡―
https://ncode.syosetu.com/n9765fh/
こんにちは。佐倉井悠人と申します。
2019年2月より小説を書き始めた者で、この作品が処女作となります。
バスケットボールを題材にした恋愛軸の話で、コメディ要素は少なめ、チートやハーレム等もございません。
今回特に見ていただきたいのは
①ストーリー
②キャラクター、特に主人公とヒロイン
③試合描写
の三つです。
上記三点について思ったことをありのまま教えていただければ幸いです。
試合描写に関しては私自身バスケ経験者なので今の書き方ですぐに理解できるのですが、未経験者が読んだ場合どうなのだろうという不安があります。
第1、31、32、89部分にあるので、そこを見てどうだったか教えていただきたいです。第1部分以外は前話からの流れがあるので登場人物がわかりづらいと思います。なので第1部分だけで判断していただいても構いません。
それ以外のことも色々とご指摘いただきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
ディスカッション
コメント一覧
作者の佐倉井です。
早速ですが上記作者のコメントに訂正があります。
試合描写についてのお願いで「第◯部分」と書いてありますが、これは読者のページでは記載されていないことに気付きました。よってその部分を「1st game 第一ピリオド1、第四ピリオド-7、-8、3rd game 第二ピリオド-4」と訂正させてください。分かりづらくて申し訳ございません。
また、この晒し企画でコメントを書いて下さる皆様の多くは序盤のみを読む方が多いと思われます。序盤だけでストーリーやキャラクターについてコメントなどできないという方もおられると思うので、その場合作者の特に見ていただきたい点は無視して、好きに書いてくださってかまいません。
どうぞよろしくお願いいたします。
スポーツはさっぱりわからないので、試合や練習描写はほぼ飛ばした状態ですが、それでもよろしければ。
①ストーリー
挫折からの再生を主軸の、王道の青春スポーツものだと思います。
王道のために目新しさはありませんが、安心して読める感じです。
②キャラクター、特に主人公とヒロイン
無難に造形されていると思います。
少なくとも鼻についたり苛つかせるキャラではないので、素直に応援できる感じでした。
部活でバカ話するサブキャラの女の子達がかわいいですね。作者様は男性だと思いますが、変なフィルターがない等身大の描き方が好感を持てました。
凪はややステレオタイプにも思えますが……
③試合描写
これはわかりません、ごめんなさい。
インターバルとハーフタイムの女の子視点は個人的には余計かなと感じました。
恋愛ものは相手の思惑が見えないほうが気になります。
コメントありがとうございます。
全体的に好意的に捉えてもらえているようで嬉しいです。
インターバルとハーフタイムに関しては、最初はこういう合間にだけヒロイン(特に汐莉)の心情が見えるとヒントだったり、思わせ振りなことだったりを垣間見せることができて面白いかな、と思ったのですが、最近ピリオド間にインターバルを挟むのが難しいと感じていました。
コメ主様のような意見もあるので、少しこの辺り考えてみようと思います。
最初の3話だけ拝見しました。
バスケの説明はもっと素直でいいのではないでしょうか。
例えば、時間が過ぎれば点差で勝敗が決まるのは当たり前なので、その解説は不要だと思います。
逆にビハインドという言葉の他に、どちらが勝っていると明言したほうが直感的だと思います。
肝心のバスケ描写ですが、良くも悪くも迫力を感じませんでした。少女マンガの格闘シーンのようでした。体言止めや語順を入れ替える等の修正で、だいぶ変わる気がします。
とはいえ恋愛物ということですので、尖りがなくていいのかもしれません。
ためしに私も書いてみましたが、恋愛そっちのけの魔眼を使いそうなスポ根物になりそうです。
――
美しくも力強いフォームから放たれたボールは、高い弧を描き、スパンッという渇いた音と共にゴールネットに吸い込まれた。
――
修のシュートは時を止めた。顔を歪めるディフェンダー、目を丸くするチームメイト、リバウンドを狙うゴール下。すべてを超えてボールは高く美しい弧を描いていく。
自陣の祈りと敵陣の祈り。落ちるボール――。
スパンッ――時は動きだす。
――
コメントありがとうございます。
試合の迫力不足について、確かにそうだなと思いました。
読み返すと読者の想像力に頼っていて、文章表現による演出を疎かにしているように感じたので、この点も少し考えてみようと思います。
かなり飛ばし飛ばしですが、6番の選手と再会するところまで読みました。
③試合描写
1番の試合で逆転負けしてしまった、というのがピンと私には来ませんでした。
1番の状況は、最後のピリオドで残り1分2秒で間違いないでしょうか?
残り62秒で
①主人公が3ポイントを決める。主人公チーム2点リード
②相手チーム6番のレイアップシュートを阻止。2点リード変わらず
③主人公がレイアップを決めようとするが、6番に後ろから危険な接触される。
62秒から①②③あったら、もうほとんど時間は残っていないと思います。
そして、③の後には相手チームの危険な接触へのファウルで、こちらのフリースローがありそうです。
(危険な接触ではないのなら、6番が罪悪感を持つ必要がない)
ここから主人公チームが負けるのが難しいと思いました。主人公が怪我で交代したとしても、もう残り時間パス回しで終わる気がします(私ならそうします)。
②主人公とヒロイン
主人公の教える能力が同級生にしては高すぎる気がしますが、ヒーローとヒロインがお互いに悩んでいることがあり、それを相手が解決できるという関係になっているのはとても良いと思いました。互いに惹かれていく説得力があるように思いました。
①ストーリー
スポーツとしてみると女子バスケ部、ヒロイン、主人公それぞれに問題を抱えていて、それを解決するのがゴールなんだと分かりやすいです。
恋愛としtみると、主人公とヒロインの恋の障害があんまりなさそうだな…と私は感じました。
コメントありがとうございます。
試合描写についての指摘ですが、修のチームは中学ベスト4なので当然強いのですが、修の能力の高さによる部分が大きいです。
よってエースであり精神的支柱である修の離脱によるショックは大きく、冷静にプレーすることができませんでした。
詳しく言うと、アンスポーツマンライクファウルによるフリースローは代わりに撃った者が二本とも外し、その後のスローインでもボールをキープすることができなかった……。
という展開を想定していたのですが、これは本文中に描写がまったくありません。
これはよろしくないですね……。
正直そこに違和感を覚える方はいないだろうと思っていた部分もあります。
説得力のある描写を加えねばなりませんね……。
御指摘ありがとうございます。
時間に関しては、おっしゃる通り少しシビアにし過ぎたように思います。
ここも修正しようと思います。
処女作であるという前置きを抜きにしても、あまり本を読まない人だというのが伝わってくる文章です。
最初の1話だけ読んだ上での感想です。
バスケが1チームVS1チームで戦う競技であること、タイムアップ時に得点数の多い方が勝ちであること、3ポイントラインの外からシュートを決めれば3点入ること、準決勝に勝てば決勝戦に進むこと・・・等々、まるでバスケットボール(それどころかスポーツの概念)を知らない人を対象にしているようですが、それならば思うことが二つあります。
・バスケットボールのルールの知名度は作者さんが思うより高いです
(「役所に婚姻届を出した。つまり、婚姻届が受理されたということだ」というレベルの話を延々としているわけです)
・知らない人にも伝わるようにするのがコンセプトなら、むしろ細々とした説明は省いて、バスケの緊迫感をダイナミックに描くべき
視点(カメラ)の動きを意識していますか?
いくら一貫して三人称視点にしているからと言っても、動きには制限があります。最初は体育館を俯瞰しているだけだったのに、いきなり一人の人間にカメラがズームアップされています。この激しいカメラワークは読者への負荷が高いです。最初から主人公に沿った動きをするか、コートを見渡す視点→一方のコート→一方のチーム→チームのメンバー、といった具合に段階を踏んではどうでしょうか。
あと気になったのがあらすじ。
>修は高校入学後も影を落とした生活を送っていた
「影を落とす」は「暗くどんよりとした」という意味ではないです。辞書使ってください。
コメントありがとうございます。
他の人のコメントで迫力についても触れられましたが、緊迫感もどうも薄いようですね。
そういう見せ方を勉強しようと思います。
第1ピリオド-1、2まで読ませていただきました。
私は処女作にしては、よく書けていると思いました。
ストーリーを気にされているようですが、小説のテクニック次第だと思います。
例えば、読者を惹きつけるテクニックとして冒頭に印象的なシーンを持ってくるというのがあります。
書き出しから凡庸な試合の風景、続けてバスケの説明や主人公が活躍するシーンを長く読まされるのは、バスケが好きな人はいいでしょうが、私みたいに興味のない者にしたら、いささか退屈でした。
もし作者様の小説を私が書くとしたら『左膝からブチッという音が全身に鳴り響いた』のシーンを冒頭に持ってきます。
第1ピリオド-1は、
中学最後のバスケの試合、あとちょっとで勝利というところで怪我をする。
うずくまる主人公に駆け寄る仲間。
そのまま試合終了。
悔しがる仲間に主人公。
といったシーンの描写だけにします。
そして第1ピリオド-2に、
『そして同時に思い出す。その原因となったあの時のことを。』
とあるので、この主人公の回想に第1ピリオド-1の試合のシーンを入れます。
個人的な意見なので参考までに。
試合の描写はちゃんとわかりました。
でもちょっと説明過多な気がします。
他の方も指摘されていますが、私も同じ箇所で煩わしさを感じました。
『修がボールを持った場所は3ポイントラインの外側。つまりそこからの遠距離シュートが決まれば3点入ることになる。』
の部分は、3ポイントラインと書いてあるので、3点入ることはわかります。
全くバスケのことを知らない人にまで配慮したいのなら、
『修がボールを持った場所は、決まれば3点が入るラインの外側。』
ぐらいでどうでしょう。
『スコアは54-55の一点ビハインド、タイムは残り1分2秒。このタイムが0になったときに、より点を取っていたチームが勝利することができる。』
は、さすがにバスケを知らない人でも時間が無くなれば試合終了なのはわかるので、このタイム〜以降は不要ですね。
処女作でこれなら、今後執筆に慣れていけばますます良い作品になっていくと思います。
頑張ってくださいね。
コメントありがとうございます。
3Pライン辺りの描写は多くの人が気になったようですね。
たしかに自分もちょっと気になってはいたのですが、ここまで指摘されるとは思わずそのままにしておりました。
客観的な意見がもらえて嬉しいです。
①ストーリー
なんというか既視感のオンパレードで……。おそらく作者にはそういう意図はないのだろうけれどスポーツ物としての既視感もそうですが、高校生版『ロウきゅーぶ!』かな?と思う程でした。
スポーツ物の主人公は選択できる立ち位置が限られる為、もっと他作品の下調べをするべきだったと思います。
②キャラクター、特に主人公とヒロイン
良くも悪くも普通。ヒロインはそれでもいいとして、主人公の性格はもっと明暗を分けるべきだったと思う。挫折でひん曲がっているとか、ひん曲がっても真っすぐに生きようとしているとか。「悩んでいる」と作者が書けばキャラが悩むわけではない。きちんとそれに沿った表情が必要です。
③試合描写
わかりにくいです。バスケって、センターライン・スリーポイントライン・エンドラインに近づくにつれ密度が濃くなっていくポーツですよね。逆に言えば自ゴール下のエンドラインからセンターラインまではものすごく密度が薄いんです。そういう雰囲気も無しにいきなりスリーポイントライン周りの攻防見せられて、迫力や技量が伝わると思いますか?『今ボールをコントロールしているのは~』の辺りは、逆転されてエンドラインから振り返っているのか、はたまたファールやアウト・オブ・バウンズで攻守が入れ替わったのか、もっと緊迫感を生む描写ができたはずです。
言葉が不足していました。
③の「自ゴール下の~」の部分は攻めている状況下での話です。
コメントありがとうございます。
怪我をしたスポーツ選手がその後どうこう、みたいな流れはスポーツもののお話においてはありがちですね。
その後の展開やキャラクターの魅力で差別化していくものだと思いますが、まだまだ実力が足りず上手くいきません……。
試合描写は色々ご指摘してくださる人がいるので、総合して考えようと思います。
第7話まで読みました。文章は、(一部を除けば)読みにくいわけではないと思いますが、なろうにしては若干テンポが悪いように思えます。
第1話のゲームの展開は、スピード感がありかなり面白いと思います(3Pを決めた直後のタイムアウトのとき、2点リードしたぐらいでチーム全体が浮かれすぎで心配ですが)。
その一方で、前半で以下のブラバポイントがあると思います。
1) 冒頭の第1話で冗長な説明や表現が目立ちすぎる
他の方のご指摘の通りです。シュールな感じすらします。「修の提案に4人もいいね!と賛同した」というのもFBかTwitterみたいで不思議な表現ですね。
2)男キャラがホモっぽい
ごめんなさい。第2話の平田の言動は、男の目から見て気持ち悪いです。男に媚びるホモ野郎にしか見えません。そんな平田を「かわいい」と思う主人公もホモのように思えてきます。
一方で、優理とかいう女子キャラの言動は平田とたいして変わらないのに、彼女だけ「疎ましく思われる」のはかわいそうにも思えます。
また、第5話の平田と主人公の会話は、男性読者にはかなり厳しい描写だと思います。ノーマルな男同士では、こんな会話にはならないんじゃないでしょうか。
3)男キャラのセリフが不自然
第一話のモブのセリフの後半「普通は確実に2点…って思うところでは!?」って、中学生の話し言葉としては、不自然だって思うところでは!?
また、第二話の主人公の「高校は中学よりもかなり勉強のレベル高いんだから、こういうのしっかりやっとかないと進級できない可能性も出てくるんだぞ」というセリフは同級生へのセリフとしては上から目線過ぎていただけません。
他にも、全般的に男のセリフはやたらと説明口調な箇所が多く、話し言葉としてこなれていないように感じました。
(女子キャラのセリフは、イキイキしてるので悪くないと思います)
コメントありがとうございます。
男キャラについてがちょっとヤバめな印象を与えてしまっているのですね……。
ホモっぽいっていうのは確かにそう思います。自分的には現実でも男同士でそういう会話も普通にあると思っていますが……。
ただ、ご指摘のおかげで創作の中だとよりキャラクターとしてホモっぽく映ってしまうな、というのは感じました。
一章まで読んでの感想です。
所感としては、特筆するほど悪いところはないけれど、『良い』とも言いにくいという感じです。
ポイント①②③で切り分けると、面倒くさい説明になるので、一緒くたにします。
ストーリーもキャラも試合描写も、単体で考えると、そこまで問題あるとは思いませんでした。
だけど総括的に考えると、ちょっと……という感じです。特に一章で完結ではなく、続くことを考えると。
試合描写がこれであれば、別にそれはそれで構わないと思うのです。
スポーツモノでも人間ドラマのほうに振ったストーリーの作品、というだけなので。割りと主人公がウジウジしてる感じのストーリーですが、そこらはもう好みの問題として片付けてもいいも思います。
だけど作者さんがスポーツモノとしてこだわるのであれば、話は変わってきます。
全然別の作品と化すので、個人的には試合描写にこだわるのは、やめたほうがいいと思います。
それで、キャラですが。
作品全体のプロットなり思惑なりがあるからこうなってるのだと思いますが、自分が見る限り、一章の時点で名前ありセリフありで必要なキャラクターは、修と汐莉だけです。
まず優理の存在は、一章では完全に無駄です。
汐莉の母親も同様。
そしてストーリー上、平田と川畑先生の役割が完全に被ってます。25、26でふたりともに相談し、同じようなアドバイスするのは、完全に無駄と思いました。
更にアドバイザーになりうるキャラとして、明子(婆ちゃん)も控えてます。
というか明子を主人公のアドバイザー役に据えないと、このキャラは存在価値がないです。
このように出番の整理は必要であると感じました。
コメントありがとうございます。
平田と川畑の役割が被っているというのはまさにその通りですね……。
正直に言うとここは書いている時も納得感をあまり得られていませんでした。
川畑の存在が無駄なのかもという考えはあったのですが、産み出したキャラクターを安易に否定したくないという思いが働いていたかもしれません。
管理人です。
書き出しは良いですが、その分、次の段落がただの説明になってしまうのがとてももったいないです。「ここはとある~闘う場所だ」は丸ごとなくしてしまっても、「ボール」「ホイッスル」「コート」といったキーワードで十分に「白熱したバスケットボールの大会」が行われていることは伝わります。「県大会」や「中学」といった情報は後々、自然な流れの中で匂わせられるはずです。読者には想像力・連想力があるということを意識してください。
「このタイムが~ことができる」も不要な説明です。さすがにこのルールを知らない人はいないと思います。「バスケのシュートは基本的に~重い」も、個人的には常識のレベルではないかと考えます。
その一方で、もっと説明したほうがいいところもあります。
> 身体能力は高く、テクニックも持ち合わせている。
> だがこの試合は相手が悪かった。修が同世代の選手の中でもずば抜けた能力を持っていたからだ
「身体能力が高い」というのはバスケットを知らない人でも簡単に読める書き方ですが、アバウト過ぎて、何がどう凄いのか伝わってきません。経験者にしかできない描写があるはずです。
総じて「未経験者に配慮し過ぎている」という傾向があります。バスケット以外のスポーツを題材にしたプロの作品をいくつかぜひ読んでみてください。「わかっている人向けに書かれていても結構わかる」というのが体験できると思います。
コメントありがとうございます。
また、晒しに掲載頂いたことも重ねてお礼申し上げます。
説明の取捨選択と度合いの調整が上手くいっていないようですね。
自分だけではわからなかったことだと思うのでとてもありがたいです。
他の作品を読む等して勉強しようと思います。