「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」←これ
「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」
ってあれ、ルルーシュじゃなくてフィリップ・マーロウのセリフなんだけど
原文で読むと
「腕もないのに撃つんじゃない」
ってなるからほんと翻訳者のスキルってすげぇわ— 泉下騎利 (@zallegoto) 2020年1月9日
すごい拡散されてるから補足させて欲しいんだけど、マーロウはこのセリフを決めセリフにしてた訳ではなく事件に巻き込まれた娘へ護身用として銃を渡した時に言うんですよ
ルルーシュみたいに覚悟を問うておらず最初から撃つなって言ってるんですよ
ほんと「大いなる眠り」を読んでみんな— 泉下騎利 (@zallegoto) 2020年1月10日
更に補足を入れさせて欲しいんだけど、
「もう翻訳じゃなくて書き換えじゃん」
みたいな反応が見られてきて、これは撃つなって忠告でマーロウは銃を撃つような(銃の腕があるような)人間がロクでもない事を知ってるんですよ
お前はそうなるな、という行間が読めるんだよだから「大いなる眠り」を読め— 泉下騎利 (@zallegoto) 2020年1月10日
みんなの反応
元ネタあるの知らんかったし、尚更ルルーシュの博識ぶりが垣間見えたわ、サンクス
— 神楽 亞魏斗 (@Raven00F) 2020年1月9日
仮面ライダーWのフィリップもここから来てるし地域によってはシャーロック・ホームズよりも人気なハードボイルドの原典だから元ネタ漁ってみて(ダイマ
— 泉下騎利 (@zallegoto) 2020年1月9日
なるほど。すごく納得がいきました。日本の作品でもちょいちょい使われてますが、割と「お前の立場でそれ言うか」「いや、それでも撃ったらアカンやろ」みたいな状況で使われたりもしていて違和感を感じていたのですが、そのシチュエーションなら納得です。
— 舘 世岱 (@tachi_yodaka) 2020年1月10日
有名な「優しくなければ〜」もニュアンスが異なる訳が複数あるって聞きますけど
— 杏樹(Anju)@けもフレ2とケムリのファン (@12v3rmx) 2020年1月10日
「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きる資格はない」ですね
「しっかりしないと生きられない。紳士でないなら生きる気にならない」など翻訳者の特色が出やすいところですね— 泉下騎利 (@zallegoto) 2020年1月10日
アカギだと思ってた pic.twitter.com/aNVYVsW1xv
— シグマ (@Poteto_Sigma) 2020年1月10日
翻訳、奥が深いですね。
ディスカッション
コメント一覧
鬼滅キッズにマウントおじさんと同じ空気を感じるンゴねぇ
ルルーシュがオリジナルじゃねぇからwwwって知識マウントしてる空気感
感情に寄りすぎ翻訳者を褒めてるだけだろよく読め
マーロウの話だって前置きで言えばわかるのにルルーシュじゃないよって説明要るか?
誤用パロディのギアスのせいで意味間違って覚えてるキッズに、賢い俺様が正しい用途を教えてあげるよwってマウントの前振りだろ
ツイ主はギアスで用いられた翻訳の話をしたい。だからルルーシュの名前を出さないとまず話が始まらない
そしてギアスの台詞は誤用ではない。あれはそもそも翻訳の引用なので間違いというなら翻訳のミス。そしてその翻訳をツイ主は誤訳と捉えるのではなく秀逸と評価し、翻訳の妙の魅力を語った上で「大いなる眠り」を勧めてる
まあ日本語だいぶおかしいんで趣旨が読み取りづらいのは同感だがマウント取ってるようには見えない
「さらば愛しき女よ」を正確に訳すと「あばよ大好きな姉ちゃん」になるって昔雑誌で読んだわ。イメージがらりと変わるな。
farewell 単体だとむしろフォーマルな表現だからどうなんだろう
圧倒的なチートで完全な安全を確保した上で、撃って(殺して)いいのは撃たれる(殺される)覚悟があるヤツだけだ、なんて殺すKAKUGOをSEKKYOUするなろう主人公とは違うな。
ありきたりだけどマーロウシリーズなら長いお別れが一番好きだな
さよならは言いたくない、本当のさよならはもう言ってしまったんだ
が個人的には一番の名台詞だ
「撃てるような人間になるな」とかならわかるけど「腕もないのに撃つな」は意味が違いすぎるような。実際読んでみたらわかるんかね
まあ実際翻訳は、演出を大幅に変えたりとかすることもあるからな
海外ミステリの主人公はみんなカッコいいよな
短編でジェームズ・ボンドが「こういうの(悪人を殺すこと)は男の仕事だ」と言って復讐しようとする女性を止める話とか好き
ヒューッそういうキャラ増えないかなぁー
意訳しすぎィ!って訳文がまた、かっこよさに拍車かけてたりするんだよね。セリフだけじゃなく、タイトルでも、かっこいい(けどまるっきり変えちゃってる)やつ。「山猫は眠らない」とか。
それはさておき、当時この台詞を「自分が○される覚悟をしている相手だけを○せ」って理解してる奴が散見されてビックリした記憶がある
このセリフは正直「覚悟があっても、人を撃っちゃいかんでしょ」って思うのよね
わかる
撃たれる覚悟のある奴=そんなやつはマトモじゃないろくでなし→だからそんな奴になるなよ
ていう意味なんだよね?元ネタ
逆に考えると自分が撃たれて死ぬ覚悟があれば人を撃ってもいいって発言だしな
元ネタだと撃つなって意味なのね
その言葉をルルーシュが引用した上で撃った、つまりマーロウと異なる意図で言ったということは、この時点でマーロウのような正義のヒーローに自分はなれないって覚悟していたのね
ありがとう
監督や脚本が引用したんであって、ルルーシュが引用したって話じゃない気がするけどな
これが現代劇だったり現実世界と地続きの未来だったりしたら、作中人物の博学ぶりを表現するための演出だろうけど、コードギアスは現実と違う歴史をたどった世界だからなぁ
あなた…『覚悟して来てる人』…………ですよね
人を「始末」しようとするって事は
逆に「始末」されるかもしれないという危険を常に
『覚悟して来ている人』ってわけですよね…
翻訳あるあるやね
翻訳者によっては物語が180度変わるなんてのはよくあるし
正直チャンドラーよりロス・マクドナルドの方が好きなので、マーロウ自体はあまり好きでないです(マジレス)。
そんなことはともかく、マーロウのこのセリフは実際読んでみたら、世間一般的な意味とは全然違う意味でびっくりした。翻訳者ってやはり腕のあるなしが存在すると。
まあ一方だけの翻訳だとそういう事もあるわな
だからそういう間違いを起こさないためにも、外交だって各自で翻訳を用意して、双方がお互いの会話を翻訳して確認する
翻訳が一人しかいないと、その人が勘違いしたら、下手すりゃそれが原因で戦争になるし
借り物の知識でバズったのに大喜びして追記しまくるの中々にキモいな