ダラダラとした冗長な文章を「読ませる文章」に修正する方法

面倒なときほどまとまりのある文章を書くチャンス!

文章を書くことが苦手な人にとって、資料作成や企画書は面倒で仕方ない。しかし面倒に感じる人ほど上手な文章が書けるかもしれない。

たとえばダラダラと冗長な文章に出会うと、読み手は目を回して苦戦する。文章は書くのも、読むのも面倒だ。だから良い文章の特徴として「内容がコンパクトにまとまっている」が挙げられる。まずは健が書いた「ダメな文章の例」をみてみよう。

 今日は、体育でバスケの試合をした。ぼくらのチームは、4試合して2勝1敗1わけだった。1試合目はバスケ部員のいるチームとの試合で、勝てなかった。2試合目はバスケ部員はいなかったけど、運動神経のいいやつらが集まっていて、引き分けだった。3試合目と4試合目に勝てたのは、敵のミスと、ぼくが打ったスリーポイントシュートが入ったからだ。みんなは、まぐれだと言うけど、ぼくが放課後にスリーポイントシュートの練習をしていたことを、みんなは知らない。そのあとの給食の鶏肉のチリソースは、とてもおいしかった。

ふーむ、冗長で読みづらい。この文章の最大の問題点は、読み手に何を伝えたいのか決めきれていないこと。文章のポイントがまとまっていないのだ。

そこでダナイは「健が書きたいことはなに?」と聞く。健は「バスケの試合で活躍したこと」と答えた。

ならば前半の「1試合目と2試合目の結果」や「鶏肉のチリソースがおいしかったこと」は必要のない情報。ダラダラ書くのは面倒なので、思い切ってカットしよう。ただし「鶏肉の~」という一文を、「給食がおいしかった」に書き変えて、勝利の余韻を出す方法もある。

というわけでダナイが添削した文章が以下だ。

 今日は、体育でバスケの試合をした。1勝1敗1わけで迎えた第4試合。ぼくのスリーポイントシュートで勝つことができた。みんなは、まぐれという。でも、彼らは知らない。ぼくが、放課後にスリーポイントシュートの練習をしていたことを――。
 そのあとの給食はとてもおいしかった。

このように伝えたいポイントをコンパクトに引き立てて書くだけで、「冗長な文章」が「読ませる文章」に生まれ変わる。

ここでおさらい。「文章を書くのがめんどくさいな」と思ったときは大チャンス! まずは読み手に何を伝えたいのか、ポイントをぎゅっとしぼってみよう。しぼりきれないときは「Twitterでつぶやくならどうする?」と考えてみるといいそうだ。

ポイントが決まれば、コンパクトを意識して書いてみる。無駄な情報をどんどんカットして、伝えたいことだけを文章に入れ込んでいこう。これができれば書き手も読み手も、みんなハッピーな文章が生まれるのだ。

出典:ダ・ヴィンチニュース



 

Twitterでの反応

 


修正前の文章、見事に目が滑りますね。

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