村上春樹の小説に出てくる「やれやれ」の回数
どうでもいいけど、「やれやれ」は『風の歌を聴け』に0回、『1973年のピンボール』に1回、『カンガルー日和』に8回、『羊をめぐる冒険』に11回、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』に21回、『ダンス・ダンス・ダンス』に30回出てくる。
— 中野善夫 (@tolle_et_lege) 2020年4月27日
みんなの反応
意外に少ないですね。
— naoki tohyama (@orindo1973) 2020年4月28日
村上春樹先生ジョジョ3部のファンだったりして。
— 吹流しの恋 (@magoi_overhead) 2020年4月28日
だんだん意識して使いはじめたということでしょうか。
うろ覚えですが翻訳版の「ライ麦畑」にも「やれやれ」が出てきてそこは違う!と思った気が。— 横溝弥生 (@yayoi_Yokomizo) 2020年4月28日
その後は減っているはずですけどね。「ライ麦畑」は気づきませんでした。そのときは気づいたけど忘れてしまったのか。
— 中野善夫 (@tolle_et_lege) 2020年4月28日
村上春樹訳の『ライ麦に〜』に「やれやれ」が出てきて挫折しました。野崎訳は何度も再読。村上春樹の小説は8割は読んでます^^;
— 美結(在宅、外出自粛) (@miyugreen) 2020年4月28日
他の人もそんなことを云っていました。記憶にないので私は野崎訳で読んだのかも(本は両方持っているのですが、どちらで読んだのか思い出せなくて)。
— 中野善夫 (@tolle_et_lege) 2020年4月28日
電書の強みですね。
今朝の、村上春樹の「やれやれ」回数ツイートだけリツイートされていってしまって、その前の村上春樹Kindle本買ったよツイートと離れ離れになった結果(電子版なら文字列検索で3秒くらいで判る)、ただ「やれやれ」の回数を一生懸命数えあげた変な人みたいになって、少し嬉しい。
— 中野善夫 (@tolle_et_lege) 2020年4月28日
ディスカッション
コメント一覧
世界一礼儀正しい酔っ払いの僕はソルティ・ドッグを飲み干した。トネリコの根っこ製の柄のよく切れる包丁でサンドイッチを切り分けた。ついでに足下に刃を入れ、「影」を切り離した。
「やれやれ」
意味もなくセイタカアワダチソウにシナモンを振りかけた。
(春樹って、こんな感じだったっけ?よく覚えてないや。「やれやれ」)
ヤレヤレも好きですよね(性のやつ)
村上春樹って昔の認識だと
世界でもある程度は評価されてる小説家っていう
イメージだったんだけど聞けば聞くほど
変な小説を書いてる小説家というイメージに
作り替えられていくんだが実際はどうなんだ?
一部のネタが強烈なだけで
基本はおもしろい小説を書く小説家なんか?
うーん、実際の所なんだけど、村上春樹の作品ってある意味結構「なろうっぽい」ところがあるんだよね。
全部が全部の作品が同じではないんだけど、主人公の行動理念とか物の考え方に似てるところがあって「自分の人生への諦観」ってのが結構強くでてるんだよ。
どんなに努力してもそこまで大きく変わらなかったのが自分の人生であり、現実を受け入れるしかないんだなぁ、みたいな。
だからある意味、一昔前のおっさんおばさんにはバカウケしたのは間違いないんだよね。
村上春樹が浄土真宗の僧侶の家系であることからも、諦観的な浄土思想が根付いている……っていう分析をした人もいたけど、あながち間違いではないような気もするんだよな。
まあ、少なくてもこれから世の中で活躍しようとする中学生とか高校生が読んで面白さを実感できる内容でもないし、今の混迷の時代の中年の人とかが見ても「のほほんと諦めてる感」ってのが逆に癇に障るような気もする。
だから、映画とかのような刺激的なエンタテイメントとか、全世界、全年代の人たちに通じるようなテーマでないだけに、実力を測りかねるところはあるんだよ。
実際、ああいう日本でしか通じないような価値観を、ノーベル文学賞とかに持ち込まれても受賞できるか本当に怪しいしね。
作者自身が実力がありながらも出版社の意向でそう言うのを書いているのか、本当に作者が望んでそういうのを書いているのかはなんともわからないけども。
だけど、「好きな人は好きかもしれないけど、他人に勧めて楽しく読んでもらえるかは怪しい作風」っていうのがみんなの思うところじゃないかな。
解答ありがとうごぜーやす
読む限りでは主人公のバリエーション、登場人物のバリエーションが
少ない作家のようですな
それを熟知しているのか、あるいは無意識かわかりませんが
書けるジャンルに特化している印象を受けますな
「なろうっぽい」というのもおそらく作家独自のテンプレを使って
いるからかもしれません
成功した物語の構造からは離れたくない、というところですかね
コメントを読んだ限りでは村上春樹の作品は
どれでもいいから一冊読めば充分な感じがしますね
図書館に行ったら探して読んでみますわ
自分で読んで判断するのが一番良いよ
春樹が好きなら池澤夏樹も良いぞ
短編が多いから手が出しやすい
やれやれも使いどころ次第よね
小説の指南書にちらっと書いてあったんだけど、ヨーロッパ・アメリカの小説家は技巧的な表現が評価されるけど、日本の小説家は年を重ねるほど簡潔な表現を好むようになるっていうの
本当かどうかは分からないけど、海外で村上春樹が受けているのはそれが理由なのかね
春樹読んだことないし、スレに語られるイメージだけで言ってるんだけど
風の歌を聴けとノルウェイの森を読み比べたらエエ。この2作品は明らかに書き方が違う。
ノルウェイの森はいわゆる春樹っぽい春樹。聞いた話ではこんな感じだろうなっていうのを外さないスタンダードナンバー。バカ売れしたしこの作品のイメージが村上春樹のイメージとほぼほぼイコール。
風の歌を聴けは当時の流行なのかしらんけど比較的ハードボイルドくさくてカッコいい主人公を書こうとしている。初期作だし自分のカラーが掴めてなかったか途中でやれやれのほうがあってると思ってそっちに舵切ったのかもしれん。
村上春樹読むたびにどんだけビーチ・ボーイズ好きなんだこの人と思う
いや俺も結構好きだけどさ
こんだけ自分の好きなバンドのステマしてる作家他にいないよ
好きな人には申し訳ないが、春樹は生理的に無理。
個人的にはなろうのご都合主義のほうがまだマシに感じるくらい。
自分に酔ってる文章も主人公も受け付けないや。