声優の井上和彦さんがYouTubeで父の原爆体験記録を朗読
父の体験の記録です。
ヒロシマ体験の記録 井上和彦 https://t.co/uxa6X2Au2P @YouTubeより— 井上和彦(声優) (@inouekazuhiko) August 5, 2020
テレビアニメ「NARUTO」のはたけカカシ役や「夏目友人帳」のニャンコ先生/斑役などで知られる井上和彦さんが8月6日、YouTubeチャンネルを更新。原子爆弾が広島県に投下された1945年8月6日に合わせ、当時、現地で救助活動に従事した父がまとめた原爆投下直後の街の状況と被ばく体験について、朗読する動画を公開しました。
井上さんの父は1994年に70歳で逝去。井上さんがまだ誕生していない当時、日本軍兵士として爆心地から数キロ離れたところで被ばく。戦後、63歳のときに被ばく者の生き残りの1人として、自分の体験を多くの人に知ってほしいとの思いから、原爆による当時の被害状況を記録したのだといいます。
終戦から40年以上が経過してから書かれたもののため、朗読動画の冒頭で井上さんは“記憶も結構薄れるのではないか”としながらも、父の残した記録について「昨日のことのようにはっきりと思い出して書いております」とコメントしていました。
記録には、兵士として広島県の部隊に配属されるまでのいきさつや、原爆投下前後の街の様子、救助活動に従事したときの記憶、被ばく者として後遺症に苦しんだことなどが記述されています。また、慰霊塔の前ではしゃぐ人を見たときの心境や、核兵器の恐ろしさを学校などでもっと伝えてほしいとの要望も書かれており、最後は、「絶対に核戦争はしないでもらいたい」との言葉で締めくくられています。
動画のコメント欄には「お父様の貴重な記録を共有してくださり、ありがとうございます」「きっと言葉にするのも辛い体験だったはすです。それでも書かずにはおれない思いがあったのでしょうね」と、記録が公開されたことへの感謝の言葉や、井上さんの父の気持ちを推し量る声が寄せられている他、家族の被ばく体験や、戦争体験も書き込まれています。
みんなの反応
貴重なお話をありがとうございました
わたしの祖父は一番上のお兄さんが原爆で亡くなったために曾祖母と共に探しに歩き被爆者になりました。
わたしにとって常に側にある戦争の事実と資料館の存在が県外では黙祷以外放送されない事実に毎回驚かされます。
未来永劫過ちを繰り返す事がありませんように— 📎天姫*腐📎闇堕ちした宿女 (@teeeeenkis2) August 6, 2020
お父様の貴重な手記を聴かせて頂きありがとうございます。
親子で聴かせて頂きました。小さい頃から学校でも戦争であった事を学び、夏休みには原爆の日に登校がありました。社会人になり他の地域ではこのような事は行っていないと聞き愕然としました…今一度また深く考え伝えていく事が必要ですね…
— ぽると (@kazufan8) August 6, 2020
貴重なお話をお聞かせ頂き、
ありがとうございました。紛れもない実話。実体験。
今の私たちには想像も出来ないようなことを経験なされたお父様に対して、どんな言葉を書いていいのか、
、、。ですが、このお話を語り継いで行かねばならないと確信致しました。
お任せ下さいませ。— ぬ〜 (@DearMrRyohei) August 6, 2020
私は広島出身なのでお聞きしながら場所などが頭に浮かんできました。
私の叔母は頭にガラスが刺さり医者がいなくて祖父が治療したそうです。お父様の貴重な体験記録をシェアして頂き本当にありがとうございます。
— Hagie Fox (@Keihime3a) August 6, 2020
広島出身の私にとって今日は大切な日です。この日だけは毎年自然と目が覚め、夏なのにとりはだがたちます。このように発信していただける事に感謝します。
— ぱん (@kopanda0821) August 5, 2020
貴重な記録の発信、ありがとうございます。耳に染み入ります。
ディスカッション
コメント一覧
映画の『黒い雨』は、投下直後の映像を頑張ってたな
被爆による影響で弱っていく姿が丁寧に書かれていて興味深い内容だったは
おもしろいかどうかで言えば微妙やけど
それはそうと本人映像いらんくねって思うんやが