1: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:08:45 ID:1uA
どうや?
評価してくれや
右のポケットが震えた。
彼はスマホを取り出し、夕闇に白く目立つ画面を見た。
そこには父とあった。手鏡でも覗くように、彼は数秒間じっと震え続けるそれを見ていた。
やがて両手で挟み、祈るようにして顔の前へ持っていく。
震えが額から脳髄に伝わってきた。
合わせていた両手を開くと、スマホは真っ直ぐに地面に向けて落ちていった。
ガツッと音がして、砂利の上で明後日の方にザーッと滑っていった。
ちょうど呼び出しが諦められたのか、それは死んだように震えるのをやめた。
彼は落ちたスマホを見もせずに、一旦背を向けたが、二歩進んで、やはり踵を返して拾いに行った。
掴むんで砂を落とそうと撫でると、ケースには傷がいくつもザラザラついていた。
もう日が沈む。
2: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:09:35
開幕の「右のポケットが震えた」で草
4: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:09:59 ID:1uA
!aku2
★アク禁:>>2
5: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:10:09
描写が細かすぎる
半分くらいにできるやろ
7: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:10:32 ID:1uA
>>5
ここは重要な場面やからということでひとつ
9: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:11:16
イッチが書いたんか?
面白いかどうかは置いといて右のポケットが震えたって表現を使うなら「彼」目線で話が進まなおかしない?
14: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:12:02 ID:1uA
>>9
三人称単数自由間接話法で矛盾はないと思うが変か?
37: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:20:04
>>14
そんな専門用語言われたら納得するしかないやん
39: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:21:00 ID:1uA
>>37
お、おう
10: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:11:18
過去形が多すぎるような気がするかな
誰の文章?
11: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:11:40
多分音読したら変やでこれ
12: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:11:41
ザーッと滑っていたところでなんか笑った
斜面なんか?
13: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:11:56
擬音が多い気がする
15: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:12:05
オノマトペいる?
全部読んで途中なら気にならんかもしれんが急に出てくるから違和感凄いわ
とりあえずワイが書くならザラザラは入れない
16: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:12:52
た。が多いかな?
28: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:16:33
ワイも >>16 と同じこと思ったわ
17: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:12:52 ID:1uA
ちなみにもちろんワイが書いたやで
文豪トラップとかせえへんで
19: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:14:30
>>17
少なくともこれは文豪にはなれんやろ
20: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:14:52 ID:1uA
>>19
あれ
文豪トラップ知らん?
18: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:13:48
文章のつながりや〆が雑でぶつ切り状態になってるよね
文豪の文章だとしても、批判するわこれ
23: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:16:00
震えるがくどい、あとは大事な場面なら夕闇の具合も細かく書いてええんやないやろか
26: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:16:19 ID:1uA
>>23
情景描写が足りんのはわかる
24: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:16:11
行動が意味不明すぎるけどそれは突っ込んじゃダメか
25: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:16:12
なんやろなあ
くどい
27: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:16:29
前後の展開にもよるけど比喩表現がくど過ぎへんか?
見てて凝りすぎてる気がするわ
30: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:17:40 ID:1uA
>>27
え
2箇所だけひと呼吸ずつやけどそんなにくどいか…
29: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:16:48
頑張って表現固くしようとらしてるなあって
31: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:17:51
手鏡は震えながら覗き込まんやろ
画面に何も写ってなくて自分の顔が映ってるときの比喩とかならよさそう
32: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:18:08
>>31
ワイも思った
33: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:18:12
機械っぽすぎない
35: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:18:18
〇〇して、▲▲した。
っていう文がずっと続いてるからかな
36: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:19:21
スマホをスマホって呼ぶのなんかなあ
38: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:20:10
なんかあんまり読んでて気持ちよくない
40: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:21:09
太宰治から無駄な句読点を取り除いたみたいな文章やな
41: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:22:31
スマホを「彼」と「父」に関する何かに言い換えたら洒落た文になりそう
42: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:22:53 ID:1uA
>>41
せやな
参考になる
43: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:23:11
過去形が多すぎて、3行目の「そこには父とあった」とか完全に意味不明になってるよね
彼はスマホを取り出し、夕闇の中でも白く目立つ画面を見る。
その液晶には『父』と写しだされおり、彼はその名前を震えながら、まるで手鏡でも覗くかのように数秒間じっと見つめていた。
こんな感じなら分かりやすい?
49: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:24:00
>>43
やりすぎても説明口調になっちゃうのよね
むずかしい
73: 名無しの読者さん 20/10/24(土)00:30:04
>>43
なんで画面をわざわざ「液晶」て言い換えるんや
液晶=画面ではないぞ
53: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:26:59
>>43
まだこっちの方が分かりやすいかなぁ
でも>>31も言ってる通り、スマホを落とすくらい動揺してるのに手鏡を覗くようにってのはこの場面と合ってない
61: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:32:35
>>53
一応言い訳をしておくと、これでも>>43は元の文章や比喩表現を極力残した結果だからの
実際に直してみようとすると。比喩表現まで書き直そうかと思うくらいなんか違和感がパない
52: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:26:54
悪い意味で感想文みたい
主人公の心理を描写する場面にこの説明口調は致命的
他人事のように思えてしまう
敢えて機械的に書いたとしても最初の一文に自由間接話法を交えてるせいで後の文章と噛み合わなくなってる
54: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:27:38
基本的に、文末の過去系(「~~した」とか)や現在形(「~~する」)を短い文章で連続してつづけるとぶつ切りのような感覚になるからの
論文とかだとそれが大事なんだけど、小説では違和感が半端ない
なので、体言止めを用いたり、接続詞である程度長くしたり、過去形と現在形を交互に使うとよろしい
57: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:29:45
重要な場面ならなおさらシンプルなほうがええんちゃうか
文章の細部にこだわりたくなる気持ちは分かるけど
59: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:31:05
>>57
小説って山場の場面ほど短くまとまってる印象あるわ
そう考えるとイッチのはちょっと長いような気がする
63: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:33:09
何で顔の前に持ってったん?
68: 名無しの読者さん 20/10/23(金)20:35:15
>>63
電話に出ようとして迷ってる表現かなって思った
70: 名無しの読者さん 20/10/23(金)21:11:23
スマホがまっすぐ下に落ちたのに
ザーッと滑っていったってのがちょっと腑に落ちない
急な坂になってるとかならザーッと滑るだろうけど
出典:https://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1603451325/

状況的に「砂利の上で明後日の方にザーッと滑っていった」の重要度が不明ですが、スマホを落としてから鳴り止むまで、丁寧というより緩慢だと感じました。
ディスカッション
コメント一覧
言われている通りな文章
頑張って背伸びした感じ
気になるのは擬音部分
背伸びして書こうと思ったけど書けなかったというのがよくわかる一文
・描写が演出の範疇で、且つ文字で表現するのに向いていない感じ。脳内の別の役者にやらせてみるとか?
・心情描写を素直に地の文へ分離し、情景描写を圧縮する。
・時間経過のコントロールが今一つ、特に後半。
『右のポケット』について左右を気にして視点が云々とか言ってるのはいるが、ズボンのポケットなのか上着のポケットなのかわからんと突っ込んでる人はおらんのな。俺は勝手にズボンだと思ってたが
「親父からの着信を葛藤ごと投げ捨て、俺は歩き出したんだ。」
ぐらいの情報なのに、ぐだくだと書きすぎやろ。私はこれを文芸中2(の一種)と呼んでいる。
その葛藤具合を描写することで読者にも人物の辛さを伝えるのもテクの一つ
ただこの文章は下手だけどな
俺は葛藤してる様には感じなかった
ただの悲しみと自暴自棄未満の描写と受けた
夕闇で祈るのとスマホを拾いなおすんで
決意を決めて歩き出す様な場面ではない
葛藤するならスマホを投げ捨てようとして踏みとどまらないといけないと思うし
それを投げ捨てるなら拾ってはいけない
受ける印象が人によってブレるなら書き方が悪いのだろう
こういうのは多分章末に置かれるタイプの描写で
日没にウジウジとしてて、しばらく彼の出番はないのだろうと思わせる様な物だと思う
父か彼かどちらかが本編で蚊帳の外なんじゃなかな
別によくある普通な感じだと思うわ
しいて言うなら夕闇だと日は既に沈んでて
沈む前の夕焼けだとスマホの白い画面は目立たないとかかな
砂利の上なら屋外だろうし
夕闇を直すなら黄昏でええんかねぇ
捨てたスマホがアスファルトの上を転がったじゃなくて砂利をザーッと滑っていくのは親父との確執の末に工事現場にでもいるのか主人公
なるほど工事現場で敵とバトってボコボコにされて砂利山の上に仰向けに気絶してたのか
敵がとどめを刺さなかった理由を権力者な父からの着信で気づいて
感謝したけど、羞恥と屈辱と疲労でスマホを落したと
落としたスマホが明後日の方向へ滑って行き、薄暗い中で着信も途絶えて見失ったので
実際とは逆側を少し探したから一旦背を向けたのかもしれない
ケースの傷は自身の傷の比喩だな
文章清書しようとしたら普通に意味わからんかったのだが
両手でスマホ挟んで? 祈るような感じで? 合掌でスマホ挟みこんだってことか?
それで顔の前に持ってって、両手を離す? 取り落したんじゃなくてわざと落としたんか?
イメージすればするほど異常な描写なんやが
あと最後の「もう日が沈む」ってすでに沈みかけてたからスマホの画面が目立つんちゃうんか?
その辺は本編と絡む描写なんじゃないか?
宗教的なものを信じていたが、裏切られたとか
そこから両手を離して落とすってのも心情が読み取りにくいね
まじないの類か、ルーティーンなのか
彼と表記してる所から、その動作自体がキャラクターを特定する物なのかもしれない
いかんせんこいつが実際には何を考えているのかが分からんから清書は無理だと思う
特別な背景が無いと仮定すると、着信に出ないけど祈って、祈ったけど捨ててまた拾うって普通に意味不明
時間帯も薄暗い中だから、よく分からない状態を表そうとしてるのかもしれないけど
何にしても評価してくれと言いながら抜粋してくるには適してない部分だと思う
巧い文章ではないにしろ、スレの感想もまあまあ酷い。
過去形が多いという意見が出ているが、>>1の文章に過去を表した文は一文もない。そもそも日本語に過去形という活用形はない。
おそらく文末の「た」=過去形と思い込んでいるんだろうけど……。
〈「そこには父とあった」とか完全に意味不明〉というのもキツい。この文の代名詞がなにを指しているか分からないのは単に国語能力の低さが原因。
個人的には「手鏡を覗くように」「死んだように震えるのをやめた」という表現は結構イイと思った。但し「手鏡を覗くように」の方はスレで指摘されているように、震えている対象に使うのは変かも。
みんなその分析力で晒しも見てやってくれよ
晒しは様子見しないとコメする人増えないと思う
また変な作者に当たったら嫌だろうから
かく言う俺もそう
しつこさの良し悪しは作品のどのあたりの場面かによる。
冒頭とか序盤とか背景がわからない場面だったら意味不明なまま長いからちょっとオ○ニー。小説と詩は別のジャンルであって、中身が一見してわかりにくい文章はいけない。
逆に父親との関係とか電話の要件として思い当たる節とか既に出されてて読者が主人公に共感できるような状態になっている段階で読んだらさほどしつこくはない。
ただまあミスというか粗が目立つし動作や景色にリアリティがないから余計な描写書くべきじゃないタイプ。
>彼はスマホを取り出し、夕闇に白く目立つ画面を見た。
三人称なのに「目立つ」だけ主観的な表現だからか違和感が目立つ、単に「光る」でいい。
ただ多分スマホの着信画面は一般的に黒いから「白く」はない。ガラケー世代?
ちなみに夕闇の定義はまちまちだし一般人はとりあえず暗めの夕暮れ時イメージするんだから個人的には厳密でなくていい。
>やがて両手で挟み、祈るようにして顔の前へ持っていく。
どんな動作かよくわからない。合掌だとしたら画面に触れる危険犯すのも不自然だし、まずあんまやらん動作なのでピンと来ない。
手鏡の持ち方からなら、「包み込む」ような持ち方で祈るのが自然。
>合わせていた両手を開くと、スマホは真っ直ぐに地面に向けて落ちていった。
>ガツッと音がして、砂利の上で明後日の方にザーッと滑っていった。
立ち止まった状態で勢いをつけたわけでもなくスマホを真下に落下させた場合、公園とかの砂利の上で明後日の方向まで滑っていくような勢いは中々つかないと直感的にわかる。
なんというか、長さとかより文章気取るために無理矢理作った描写って感じがするから結局しつこい。
管理人さんの指摘してる砂利のくだりは、そもそもスマホが砂利の上に落ちて滑っていくと言うのが映像的に思い浮かばんというか、強引に思い浮かべると緊迫感のあるシーンだろうにシュールだわ
一部って言ってるけど本当に一部だけ切り出してきてるな
文脈くらい示して欲しかったし、そうじゃないからどういう夕闇なのか分からんし
砂利の斜面に立ってるのかって指摘が飛んでくる。
単純に日本語的な添削を求めているのだろうけど。
文末「た」が多すぎるのはもちろんとして、気になったのはこの一文。
>彼は落ちたスマホを見もせずに、一旦背を向けたが、二歩進んで、やはり踵を返して拾いに行った。
「一旦背を向けた」「やはり~拾いに行った」と、落としたスマホを拾うことを予め知っているかのような書き方をしていて、迷いが感じられる以前に、そうなる前提で作者に動かされている感がある。
逆接の「が」の位置もおかしい。「背を向けた」が逆接で結ぶ言葉は「踵を返して」なのに、この書き方では「二歩進んで」にかかっていることになる。
その「が」は逆接ではないと思われ。
「すみませんが、しばらくお待ちください」と同じ性質の「が」。
いや逆接でしょ。
ちなみにその「すみませんが」の例だと逆接になるよ、気持ちとしてはさせたくない”けど”実際にはさせるってセリフなんだから。
「昨日映画を観に行ったんだが、楽しかったよ」と前置き(伝聞とか別日別場面での話を新たに持ち出すときに多い)の接続で使う時があるけど、今回のは行くと戻ると反対の動作が並んでるんだからどう見ても逆接でしょ。
ただし件の一文はそもそも逆接として別に間違ってないよ。
まず「…、二歩進んで、…」と動作だけ短く読点で挟まれて独立しているから、これが途中経過とか修飾とかとして機能するのは感覚的に伝わるでしょ。よくある手法だし、前段は「一旦~が」・後段に「やはり~た」とかなり丁寧に接続詞置いてるし一文として長くもないんだからこのあたりはわかりにくい要素とかないじゃん。
「……一旦背を向けたが、二歩進んでからやはり踵を返して拾いに行った」の二段構成なら問題ないでしょ? これに読点でリズムつけただけ。小説中の文法は教科書的な模範解答じゃなくて工夫が許容される射程まで考えないと。文章は言語コミュニケーションの一形態であって、そもそも意味が通じて誤解を招くような用法になってなければ文法としておかしいということにはならないよ。
そこはリズムというより心情に近いと思う
その時の心の動きを実況よろしくそのまま書き出した感じの
ただそのせいで夜食を求める空腹と戦って負けている様なコミカルさが出てしまっている
そう、迷いのある心情を表す刻み方として悪くない。それが表れてるって意味でリズムの工夫って言った。だからここは良い工夫だと個人的に思う。
ただついでに心情を文のリズムで表すなら、多分立ち止まるまでのところは「彼は落ちたスマホを見もせずに一旦背を向けたが、」と途中までは読点なしの方がベターに思う。
ムキになってスマホをほったらかしにしようとするところまでは勢いつけて、冷静になる過程を読点で刻んでくみたいな。
ごもっとも。
わかりにくい位置にコメントが出てしまったので追記。
〉ごもっとも。
のコメントは2020年11月2日 1:26 AMのコメントに対してです。
> 一旦背を向けたが、二歩進んで、やはり踵を返して拾いに行った。
初見では「やはり(拾っておこう、と思いなおして)踵を返して~」
と一人称的に解釈したよ。
心情描写を避けるがあまり、無理矢理所作で表現してうまくいっていない感じ。
作者の意図がどちらかは知らない。
「右のポケットが震えた」はカメラで言うならかなり接写の、人物の体感の描写だよね。
その次の「夕闇に白く目立つ画面」が、人物から離れた情景の描写だからここでいきなり人物の感情から離される印象がある。
「夕闇に慣れた目が画面の光で眩む」みたいな、人物の体感の描写にずっとフォーカスを当てるのを意識した方がこの場合はいい気がする。
「手鏡でも覗くように」も同じく。手鏡を覗くように見えるのは第三者の視点だから…
…と思ったけどこれならいっそ「右のポケットが震えた」だけ変えればいいか?
ともかく自由間接話法なら三人称→一人称の順にフォーカスを絞るのが普通じゃない?いわゆる描出話法的な。
一人称→三人称という風に視点を離すのはあまり上手く見えないかと。
右のどこのポケットかで印象が変わる。胸か、ケツか。
心情や情景が思い浮かびづらい。
最後の一文は良い。
右胸に震動を感じた。
ポケットからスマホを取り出し、夕闇の中で白く光る画面を見る。そこには父とあった。
手鏡でも覗くように、数秒間、じっと震え続けるそれを眺める。
スマホを両手で挟み、祈るように顔の前へ持っていく。震えが額から脳髄に伝わってきた。
合わせていた両手を開くと、真っ直ぐに地面に落ちる。ガツッと音がして、砂利の上で明後日の方へと滑っていく。
ちょうど呼び出しが諦めたのか、それは死んだように震えるのをやめた。
俺は落ちたスマホを見もせずに一度背を向ける。が、二歩進んだところで思い直し、やはり拾おうと踵を返した。
掴んで砂を落とそうと撫でる。ケースには傷がいくつもついていて、ザラザラした感触が指先に残った。
もう日が沈む。
俺ならこんな感じかな
肝心の、父親との関係性がここの部分だけでは察しようがないから解んないよ。
「右のポケットが震えた。」は、わざわざそうしてるトコみるに、心臓と関連させた比喩にしたかったんだろうかとは思うけど。
要らないと思ったトコ取ってみた。
右のポケットが震えた。
スマホを取り出し、夕闇の中で画面を見た。
父とあった。手鏡でも覗くように、数秒間じっと震え続けるそれを見ていた。
やがて両手で包み、祈るように顔の前へ持っていく。
震えが脳髄に伝わった。
合わせていた両手を開くと、スマホは真っ直ぐに地面に向けて落ちていった。
ガツッと音がして、傾いだ砂利の上をザーッと滑っていった。
呼び出しを諦めたのか、やがて死んだように震えは止まった。
彼は落ちたスマホを見もせずに、一旦背を向けたが、二歩進んで、思い止まり、踵を返した。
拾って、砂を落として撫でると、ケースには傷がいくつもザラザラとついていた。
もう日が沈む。
ほとんど変えてないけど。三人称であることを示す「彼は」てのがかなり後でしか出ないから、そこは難点かも知れない。
比喩が文章全体の雰囲気を構成する助けになっていない。『手鏡でも覗くように』は『彼』もしくは作品が、美容師とかに関わる話なら雰囲気出ると思うけど、そうじゃなさそう。『死んだように』も同じ。
オノマトペを連続で使うのも、そこだけ文章が軽くなりすぎて雰囲気と合ってない。
不要な表現を削って心情の描写を加えて良いと思う。
前提が無いんで妄想で付け加えて、帰還不能点ぽくなるようにいじってみた。
突然、スマートフォンが震えた。
ブレザーの右ポケットから取り出すと、画面にはただ『父』とだけ浮かんでいる。
どれだけ見つめても、スマートフォンの文字は変わらない。
見たくないものにフタをするかのように、彼はケースを畳み込んで前に掲げた。
ーーッ!
目を閉じて俯いた顔にスマートフォンが触れて、振動が額から脳髄を貫いた。
思わず手を開く。
スマートフォンはするりと滑り落ちていって、地面に触れるとガツッと硬質の音を立てた。
ほっといてくれよ……
彼は努めて落ちた方向を見ないように歩き出す。
一歩、二歩。
三歩目はしかし振り返り、足早に歩いてスマートフォンを拾い上げる。
けれど。
呼び出しの振動はいつの間にか止まっていて、液晶画面には無数の傷が走っていた。
もう、戻らない。
なんとなく、厳しく躾けられた男子高校生が悪い級友に誘われて塾サボってスカっとしてたら、父親から電話かかってきてさあ大変、みたいなシーンを想像。
この文章の皆の解釈、再構成が面白いから、自分もやってみた。
文章の一部分だけらしいけど最初の文のインパクトが結構好きだから、そこを中心にアレンジしてみた。
彼の胸が震えた。
彼は目前に広がる夕焼けに感動した訳でも、どこまでも続く海岸線に感情を高ぶらせた訳でもなかった。そもそもそんな高尚な文学的表現などではないのだ。彼は少し鬱陶しそうに目線を落とす。右の胸ポケットでスマホが震えている。取り出すと、画面には父とだけ表示されている。
しばらく彼は震え続けるそれをただ見つめていた。なんとなくスマホを両手で包み、眉間に押し当ててみた。
額を伝って振動が脳髄まで届いた気がした。
彼は両手を離す。スマホは真っ直ぐ地面へ落ちた。音をたてて落ちたそれは、砂浜を少しのたうち回る。そして、不意に諦めたかのように震えるのをやめた。まるで死んだみたいだった。
彼は落ちたそれに目も向けず、歩き出す。
一歩、二歩。三歩目を踏み出そうとして立ち止まる。振り返ると、まだそれはあった。
彼は躊躇しつつも、それをまた拾うことにした。持ち上げたそれには細かい無数の傷が刻まれている。
もう日が沈む。
父親と喧嘩別れして家を出た息子が、父のことを疎ましく思いつつも完全に絶縁できないイメージです。
夕闇に白く目立つ画面を見た。
↑ここは叙述トリックかと思ったわ。
やっぱりスレの中で修整されているけど、
画面の中が『夕闇に白く目立つ』なのか
夕闇の中で『白く目立つ』なのか、不正確。
こうして見るといかになろうの文体が優れてるかわかるな
下手にこねくり回して芸術的に見せようとしている反面、読者によって解釈が分かれて正確な情報が伝わっていない
なろうはト書きだとか脚本の文章みたいと馬鹿にされるが、余計なものを極力削っているので見る人によってほとんど解釈の差が生まれない
底辺と底辺を比べてもな・・・
> なろうの文体が優れてる
優れているのではなく、平易なだけ。
> 下手にこねくり回して芸術的に見せようとしている
ただの練習。
> 読者によって解釈が分かれて正確な情報が伝わっていない
素人なので当然。
> なろうはト書きだとか脚本の文章みたいと馬鹿にされる
事実ですから。
> 余計なものを極力削っているので見る人によってほとんど解釈の差が生まれない
その代わりに、なろう方言に依存し過ぎてガラパゴス化してる。それが悪いわけではないが。
小説は正確に伝えることが目的じゃないんだからそれは優れてることにはならんだろ
正確に伝えたい部分とそれ以外で書き別ければいいだけなんだし
>小説は正確に伝えることが目的じゃない
多分なろう読者の大半がこれを解ってないと思うよ……
文章の巧さの尺度が「読みやすさ」しかない連中だし、「一文一意」を金科玉条のごとく崇め奉ってる程度の輩が大まじめに批評ゴッコやってるもの
「補助輪なしでまっすぐ走れることが二輪の極意だ!」って言ってるのと同じくらいには恥ずかしい
多義性をコントロールできるようになってからが本当の“文芸”なんだがね
正確に伝える事が目的じゃない、と言うより、正確に伝える事のレベルや次元が違う
「意味」ではなく「意図」と「心象風景」を文字で正確に伝えるのが小説
色で考えると分かりやすいよね。
「すみきった青空のような色」
「R110G200B255の色」
色のデータを伝える正確さでは後者のようなRGB法が上だけど小説的にはナシよね
この例えに感心した。
この下手な文章となろうの文章を比較してなろうのが優れてると思えるとは幸せな頭してんなあ
まともな文章と比較してから言ってくれ
それともこの文章がまともとでも思ってんのか?スレからコメ欄に至るまで誰もそんなこと言ってないのに
なろうの文章て漫画かアニメで例えると背景真っ白の棒人間なんだよなあ
それをシンプルイズベストみたいに語られてもなあ
なろうの作品もイジろうと思えば幾らでもイジれるよ。ものすごく書き換え甲斐があるよ。
だから下手なんだろ
上手い文章ならイジリどころは少なくなるんだし