【晒し】ファイアボール乱舞~のんべんだらりと暮らしてたら村を追い出されたので、ファイアボールを頼りに冒険者として成り上がる~
平野ハルアキさんより
ファイアボール乱舞~のんべんだらりと暮らしてたら村を追い出されたので、ファイアボールを頼りに冒険者として成り上がる~
https://ncode.syosetu.com/n6329gx/
皆さま初めまして、平野ハルアキと申します。
未熟者ではありますが、どうぞよろしくお願いいたします。
当該作を投稿したはいいのですが、まったくと言っていいほどに読者さんからの反応がなく(30話の時点で6ポイント)、モチベーションが保てず途中で執筆を断念してしまいました。
「反応がない」と言うのもあくまで私個人の経験則に基づいた主観であり、上記以上の具体的な根拠を示す事ができないのは恐縮でありますが、ともかくこうも反応がない以上作品に問題があると考え、次回作以降の改善のため皆様のアドバイスをいただきたくこうして晒し企画に参加した次第でございます。
私が特に気になっている点として、
1、離脱ポイントはありますか?
2、主要キャラの性格は受け入れられますか? 方向性として「笑える馬鹿」を目指したつもりですが、皆様の目にはどのように映りましたか?
3、転生者であるノルは別として、異世界の住民達が会話の中で現実世界由来の言葉、例えば本末転倒や縁(えん)といった仏教由来の単語、マウント取りといった英語混じりの言葉を使用する事に引っかかりを覚えませんでしたか?
私は「気にしすぎるときりがない」「自分の語彙力の限界」「コメディ要素が強めの作品であり、コメディ表現のために使用する単語の制限を緩めたかった」「そもそもファイアボールなど英語由来の魔術名を登場させている時点で今更」といった考えの下で使用しましたが、皆様の目にはどう映りましたか?
もちろん上記三点以外のご指摘も大歓迎ですし、上記の質問を無視していただいても構いません。
とにかく客観的な意見が知りたいです。
どうかご助力をお願いいたします。
ディスカッション
コメント一覧
少し読ませて頂きました。
よく書けていると思います。文章も冗長すぎず、省略しすぎずポイントがよく押さえられています。特にギャグに徹している部分は「ここで笑ってほしい」というのが平野さんの中で明確化されていて、かなりハイレベルな作品だと思います。
ただ、どうすればいいですか?と言われると、この作品を平野さんがどうディレクションしたいかを明らかにしたほうが意見も出しやすいです。
小説家になろうというサイトの中で勝ち上がって行きたいのか、あるいは公募や小説賞を狙っていきたいのかで今すべきことは変わってくると思います。
前者であればもっと宣伝をしたほうがいいです。タイトルももっとはっちゃけたほうがいい。能力も火魔法なのがちょっと地味です。テンプレに従うと読者市場は多い反面、目につく要素、記憶に残る要素がないと開いてもらうことが難しくなります。
後者なら、もっと構成を練ったほうがいいです。冒頭はもういっそ1文目から「お前を勘当する!」「エェーッ!」から初めて、主人公の境遇はその後語るくらいのスタートダッシュが欲しいですね。設定語りもテンポを損なう要因なので、説明なしでも分からせる文章力を鍛える必要があります。
そかだれさん、返信ありがとうございます。
>この作品を平野さんがどうディレクションしたいかを明らかにしたほうが意見も出しやすいです。
おっしゃる通りです。失念しておりました。ご指摘ありがとうございます。
私としましてはポイントを稼いでランキングに乗りたい、できれば上を目指したい、と考えております。
>冒頭はもういっそ1文目から「お前を勘当する!」「エェーッ!」から初めて、主人公の境遇はその後語るくらいのスタートダッシュが欲しいですね。
実は以前書いた長編にて、ネット小説大賞様からの感想サービスで「主人公が活躍するのが遅い」とご指摘を受けた事があります。
今作はその点を踏まえて、なるべく展開を早くする事を意識して書いたつもりだったのですが、まったく足りていなかったようです。
今後の課題としてより一層の努力をします。
>設定語りもテンポを損なう要因なので、説明なしでも分からせる文章力を鍛える必要があります。
そうですね。私も読み返していて内心「説明が多いのではないか?」と疑問を感じておりました(後出し発言で申し訳ありません)。
今後は不要と思われる説明を思い切って削り、読者にとって読みやすい文章を心がけます。
重ね重ね、返信ありがとうございました。
最初に思ったのは「読んでもらうためには、タイトルとあらすじが興味を引く必要がある」のに、面白そうじゃない。
コメディ系ファンタジーとの事ですが、読者に自信を持ってオススメする約束できる面白さは何でしょう。
似たような他の作品との差別化ポイントはどこでしょう。
そのあたりがタイトルとあらすじに表せきれていないと感じました。
次に1話目だけ読んでみて、行動原理が弱く見えるため、物語の進行のために行動させられているように感じられました。
言い換えると、読者はバカ(隙自語)だけど勘がいいので、設定はガバガバでいいけど、行動原理はちゃんとしてないと読み進めてもらえない。
(なので、気にされている 1〜3については、自分的には二の次でよいのかなと)
1話目しか読んでませんが。
・義理の祖父は何故養子にしたのか。(息子でなく孫?)
・それまで奔放に育てておいて、なぜ突然追放する事にしたのか
・主人公はなぜだらだら暮らしたいのか
・村の人はなぜ財産が欲しいのか
2話目以降に、以下のような話は出てくるのでしょうか。
・祖父の真の目的は?
・祖父に目的があったなら、単に冒険者にして投げっぱなしにしないで、何らかの監視(定期的に報告を受ける)や、試練を与えたりするはず
・主人公はなぜ、己の命をかけてでも、だらだら暮らす必要があったのか。
※ 行動原理とはそういうものです
・主人公は、働かずに暮らすために今後何をするのか
・村の人は主人公が戻って来ないように、どのような妨害をするのか
・それにより村の人はどのように不幸になるのか(ざまぁ要素)
読み続ける場合、タイトル、あらすじ、1話の情報から、そのあたりを期待するのですが、読み進めるに足りていないかなと思えてしまいました。
なので、自分ならそのあたりを補強します。
今から改善するなら、例え嘘でもタイトルとあらすじを面白そうにする。
1話で、読者に感情移入させる。
例えコメディーでも。というか、コメディーだからこそ。
主人公や脇役がバカをやっても「こいつならしょうがない」と思わせる所まで持って行きたいですね。
自分がタイトル改変するなら(「ファイアボール乱舞」を変えない前提で)「〜死んでも働きたくないのに村を追い出されたけど、気付いたら働かなくてもいいぐらい稼いでました。そういえば俺を追い出した村は魔物の波に埋もれたようです〜」とかですかね。
あらすじには「好きな事もできず過労死した主人公は、生まれ変わって資産家の家に拾われたので、できるかぎり働かないで生きて行こうと考えた。しかしダラダラしすぎて追い出される事になってしまう。唯一覚えた初期魔法【ファイアボール】が、なぜかめちゃめちゃ応用が効いたせいでひっぱりだこに。実は村の結界もファイアボールで作られていたが、効果が無くなり魔物を防ぐ事ができなくなっていた」
あたりを入れる感じですかね。
面白ポイントは、主人公が働かないためにどんな常識はずれの事をするかと、ファイアボールが予想外のどんな使われ方をするのか、あたりにして、それに絡む話を増やす感じでしょうか。
しろ〜とさん、返信ありがとうございます。
>最初に思ったのは「読んでもらうためには、タイトルとあらすじが興味を引く必要がある」のに、面白そうじゃない。
中身を読んでもらう以前に、そもそものつかみがまったく足りていない、と言う事ですね。
言い換えれば入り口の段階で入ろうとも思わない事である、と理解しました。
>次に1話目だけ読んでみて、行動原理が弱く見えるため、物語の進行のために行動させられているように感じられました。
「物語と言うものは、主人公に感情移入し、主人公のやりたい事(行動原理)を追うのが大きな楽しみのひとつである」と私は認識しております。
その観点から見て、本作は重大な失策を犯している、と理解しました。
しろ~とさんの挙げられた各種疑問点に関しましては、理由を考えている箇所もございますが、むしろ失念している箇所の方が多いです。
設定の詰め方が甘い以前に、そもそも留意するべき視点が足りていないと理解しました。
本作の弱点をあぶり出すのみならず、その上さらに改善案まで提示していただき、ありがとうございました。
猛省をするとともに、今後の改善点として今後執筆する上で意識していこうと思います。
重ね重ね、返信ありがとうございました。
・1 離脱ポイント
タイトルとあらすじ。面白そうに思えませんでした。
しかし、1話目を読んでみたところ凄く面白くて、一気に引き込まれました。
・2 主要人物
まだ7話しか読んでいないので、この後出てくるキャラについては分かりませんが、現時点ではどの主要人物もコメディのキャラとして魅力的だと思いました。
・3 言葉
気になりません。
・その他
面白いし読みやすいのですが、「続きが気になる」とは思えません。この後どうなるんだろうというワクワク感のようなものが足りないんだと思います。しかしコメディにそれが必要かどうかというと、別に要らない気もします。当の、続きが気にならない私が、続きを読むつもりでいるからです。笑えるから、という理由で。
反応が少ないのは多分、タイトルとあらすじで避けられて読まれてないからです。どうすれば良くなるかは分かりません(すみません……)が、中身はこんなに面白いのにもったいないな、と思いました。
ふぉんさん、返信ありがとうございます。
ご質問にお答えいただき、ありがとうございます。
>・1 離脱ポイント
>タイトルとあらすじ。面白そうに思えませんでした。
しろ~とさんからもご指摘いただいた点です。
複数人からのご指摘がある以上、間違いなく本作の重大な欠点であると理解しました。
>・2 主要人物
>・3 言葉
特に問題がない様子でほっとしております。
>面白いし読みやすいのですが、「続きが気になる」とは思えません。この後どうなるんだろうというワクワク感のようなものが足りないんだと思います。
読み進める上での動機がない、言い換えれば「途中で見るのを止めても別に惜しくない」と言う事であると認識しました。
確かに面白いと思える作品は「この後はいったいどんな展開になるんだ? これにはいったいどんな秘密が? この危機をどう乗り越える?」……と続きが見たくなるような工夫を凝らしております。
そういった要素が足りていないのは確かに作品の重大な欠点であります。
その上でギャグを褒めていただき大変ありがたく感じておりますが、欠点は欠点として受け止め、今後改善する努力をしていきたいと思います。
重ね重ね、返信ありがとうございました。
とりあえず12話まで読ませていただきましたので、作者様が気になさっている部分に関して私見を述べさせていただきます。
1について
ぶっちゃけ1話が最大の離脱ポイントだと思います。なぜなら、主人公の背景が全く分からないのに設定ばかりが詰め込まれているからです。
お爺さんと血縁関係ではないとサラッと触れられているのに、ではなぜお爺さんは主人公を拾うことになったのか、一緒に住んで家族をやっているのかの説明が無い。
前世の記憶があると言いながら、それをお話に生かせていないので、はっきり言って全くいらない情報でしかない。
更に言うなら、これらの(少なくともこの時点では)全く無意味な情報を載せておきながら、主人公の年齢も外見も、前世と今生をこれまでどう生きてきたのかも1話時点では全く分からないまま家を追い出されてストーリーが進んでしまうので、主人公に感情移入することも物語に没入するのも難しいです。(なんなら、主人公の設定よりお爺さんの設定のほうが充実している始末です)
2について
盗撮魔ちゃんについては出てきたばかりなので割愛させていただきます。
チェーンソーエルフちゃんは中々良いキャラしてます。字面だけで面白いです。この子好きです。
でもやっぱりここでも問題になるのは主人公です。
決して、読んでいてヘイトが溜まるタイプの駄目な主人公というわけではありません。しかし、この主人公が強い魔物を倒しても、『まぁ、そうなるだろうな~』という乾いた感想しか出ないというか……つまるところカタルシスが無いのです。
性格というか、この主人公の目的は突き詰めていけば『お爺さんの遺産を継いで楽に過ごしたい』ということであり、冒険者をやっているのもそのための手段にしかすぎません。正直なところ、見ていて気持ちの良い目標ではないのです。
そのため、読者からすれば『怠惰な主人公が当たり前のように強く、当たり前に敵を倒して、俺何かやっちゃいました?』という状況はあまり面白いものではありません。いくらコメディ寄りのお話とはいえ、鼻につきます。せっかく初級魔法のファイアーボールしか使えないという設定があるのだから、『初級魔法でも、主人公が使えば強い!』というふうな安直なものにせず、もっと生かすべきです。(例えば、あまり強くない魔法を自らの知恵を行使して役立てる。その間にいっぱい苦労して挫折して、その果てに成功して……というほうがこのタイプの主人公にピッタリのお話じゃないかと思います)
付け加えて、主人公がなぜ惰性で怠惰な性格に陥ったのかという背景も分かりません。
1でも書きましたが、主人公の過去の描写が全く無いので、人格を構成する芯の部分が見当たらないのです。これでは性格を受け入れるとかそれ以前の問題になってしまいます。
この部分は、
前述のほぼ無意味となっている転生要素を生かして、前世でどれだけ苦労したのかという描写を入れることで補う。
ファイアーボールしか使えないという設定をより深く反映させて、『天才魔術師のお爺さんに師事を受けても初級魔法しか使えない』という劣等感やら挫折感やらで性根が腐っていった、というような理由付けをする。
という感じで肉付けし、『ちょっと可哀想な人物』であることをアピールすべきではないかと思います。その方が、読んでいる側としては応援したくなります。
3について
これに関しては全く問題ありません。
いちいち気にすることでもないので、好きなように書いていけば良いと思います。
以上が、私が抱いた感想です。ここまで長々と書いてしまい申し訳ありません。
上から目線で設定に駄目だしをしたりと、あまり読んでいて感じの良い文章ではなかったと思います。ごめんなさい。
ただ、何だかんだと言っても、主人公には駄目人間なりの魅力があるのも確かです。
お爺ちゃんからお金をくすねていた際には、「抜け目ねぇなぁコイツ……』と関心さえしました。(しっかり見抜かれていたオチも含めて噴き出しました)
総括すると、個人的にはかなり好きなお話です。作者様の執筆の力量も高いと感じました。
今回、読み手からの反応が無かったのはおそらく、大衆受けを気にしすぎた結果、むしろ他作品に埋もれてしまったからではないかと思います。
下手に転生要素や俺ツエーをぶち込んで王道を往くより、『ついて来れる奴だけついて来い!』と言わんばかりに我が道を独走してみるのはいかかでしょうか?
どうか今回に懲りず、これからも素敵な作品群を生み出してください。
左腕さん、返信ありがとうございます。
ご質問にお答えいただき、ありがとうございます。
>1について
>ぶっちゃけ1話が最大の離脱ポイントだと思います。なぜなら、主人公の背景が全く分からないのに設定ばかりが詰め込まれているからです。
言い換えれば不要な情報が多い割に、一番感情移入するべき主人公の情報がまったくない、と言う事ですね。
複数人からご指摘をいただいており、本作の重大な欠点であると認識しております。
今後はまず主人公に感情移入してもらえるよう、努力します。
>2について
>チェーンソーエルフちゃんは中々良いキャラしてます。字面だけで面白いです。この子好きです。
ありがとうございます。受け入れていただけたようでほっとしました。
>でもやっぱりここでも問題になるのは主人公です。
>(例えば、あまり強くない魔法を自らの知恵を行使して役立てる。その間にいっぱい苦労して挫折して、その果てに成功して……というほうがこのタイプの主人公にピッタリのお話じゃないかと思います)
以前書いた主人公が「魔術の扱いそのものは上手くて多彩な魔術を使えるが、威力が壊滅的に低い」タイプの人物でしたので、今回は逆に「魔術はひとつしか使えない代わりに威力は思いっきり高めよう」と考え、こんな感じになりました。
書いていて気づき、かつ痛感したのが「苦戦させるのが大変」である事です。「勝つのが当然と思われては読者が飽きる」と頭では理解していたつもりでしたが、全然理解が足りていませんでした。
>付け加えて、主人公がなぜ惰性で怠惰な性格に陥ったのかという背景も分かりません。
設定が不足している、と言う事ですね。
正直、「なぜ主人公がこの世界に転生したのか、アウスは主人公を引き取ったのか」という部分にばかり注視しておりまして(結局明かす機会はありませんでしたが)、一番読者が気になる部分を疎かにしていたのは痛恨事であると認識しております。
>3について
>これに関しては全く問題ありません。
了解しました。
性格的に気にしすぎてしまうところがあるので、今後は割り切るようにします。
>上から目線で設定に駄目だしをしたりと、あまり読んでいて感じの良い文章ではなかったと思います。ごめんなさい。
いいえ、非常に貴重な意見をありがとうございました。おかげで改善のヒントを得られました。
お気になさらないで下さい。
>下手に転生要素や俺ツエーをぶち込んで王道を往くより、『ついて来れる奴だけついて来い!』と言わんばかりに我が道を独走してみるのはいかかでしょうか?
心に刻みます。
重ね重ね、ありがとうございました。
セイナ・パラリア まで読みました。
面白いです。
なろうの同ジャンルの作品の中ではかなり上位の出来と言って良いんじゃないでしょうか。
1、離脱ポイント
読んだ範囲では特に離脱ポイントとと感じるところはありませんでした。
ただ引きが弱いというか、テンプレを読み易い文章とコメディで読ませているという感じなので、次話に対するワクワク感みたいなのは不足しているように思えます。
そういう意味ではどのタイミングでも離脱してしまうかもしれません。
2、主要キャラの性格
あえて言えば主人公のキャラがちょっと弱いでしょうか。
口調が悪いだけで割と普通の人っぽいと言うか。
主人公よりもチンピラ冒険者二人のほうが「笑える馬鹿」って意味では魅力的に思えます。
3.語彙
特に気になりませんでした。
もっと受けても良い作品だと思いつつ、じゃああえて他人に薦めるかって言うと売り込みになるような要素にいまいち欠ける印象です。
タイトルやあらすじで売りにしている感じのファイアーボールも特に引かれる要素とはなり得ないと思いますし、逆にそっちを前に出すことでチェーンソーエルフとかの魅力的な個性が薄まってる気がします。
OTZさん、返信ありがとうございます。
>1、離脱ポイント
>そういう意味ではどのタイミングでも離脱してしまうかもしれません。
読者を引き込む要素が弱いと言う事ですね。
今後はその点を意識して執筆していきます。
>2、主要キャラの性格
>あえて言えば主人公のキャラがちょっと弱いでしょうか。
一番肝心な主人公のキャラが弱い点は、他の方からもご指摘をいただきました。
今後の大きな改善点であると認識しております。
>3.語彙
>特に気になりませんでした。
ありがとうございます。
>もっと受けても良い作品だと思いつつ、じゃああえて他人に薦めるかって言うと売り込みになるような要素にいまいち欠ける印象です。
他人に勧められる要素に欠けるのは大きな問題点であると認識しております。
今後はその点を意識して作品を作ろうと思います。
重ね重ね、ありがとうございました。
1:離脱ポイント
最後まで「がんばって」読みましたが、10話で一旦止まってしまいました。
2:主人公のキャラについて
主人公のキャラはありだと思いますが、怠惰な性格ゆえに物語を積極的に動かすようなキャラじゃないのに能動的に動き回っているのが疑問符でした。周りが面倒事を持ち込んでそれを嫌々ながらも解決していく「受け身」でこそ映えるものではないかと。いわゆる「鬼太郎」系のそれなのではと。
3:語彙
本末転倒や縁など、日本語として定着して永しい単語は別に気になりませんでしたが、一方で「DNA認証」や「ゴルフボール」「チェーンソー」「SDカード」などのファンタジー系世界にはそぐわない現代単語のほうに強烈な違和感を感じました……チェーンソーはその世界のガジェットとして定着しているのでぎりぎりセーフかもしれませんが。
その他:
「転生要素……必要?」という疑問が浮かび上がりました。たとえるなら、萌え漫画なのに萌えキャラがまったく出てこない、野球漫画と銘打っているはずなのに10話になっても野球のバットすら出てこないみたいな……萌え漫画のくせに男塾のような濃い面構えの男ばかり出てくるとか野球漫画なのに柔道や水泳ばっかりやってるみたいな「狙って外している(そしてスベっている)」わけでもないので……
そもそも「転生」要素でなにをするのかが表現できていないのが個人的に最大の残念要素だとおもいます。マンガやゲームや科学の知識をもとにスキルをじゃんじゃん積み込んだり組み合わせて新しい活用法を見出したり、オリジナル魔法や新兵器を作ったり、料理や衛生みたいな生活改善をしたり、後の展開たるバッドイベントや死亡フラグを避けるみたいな、知識や能力を引き継いで活かしてこそ映えるものだと個人的にはおもいます。むしろ読者は転生なら「そういうの」を望んでいるのではと……。
ただ現状だと「DNA認証」「ゴルフボール」のような、世界観にそぐわないキーワードを使うための理由付けにしかなっていないわけです。これだと転生要素を取り払っての単語をそれっぽいなにかに変えてしまってもぜんぜん成り立ってしまうわけです(たとえば、血の盟約、拳大、など)。これだと転生ものだと期待して読んだ人にとっては失望されかねないわけで、どうにも「転生者=超すごいステータスもち」という観念にとらわれているような……もうこれ現地主人公でもええやんけ?となってしまうわけです。
「転生」を銘打っているなら転生要素を打ち出すべきではとおもいます。実は祖父も転生者だった、エルフのチェーンソーも過去の転生者が発明したものだった、なぜかゴブリンが養鶏や養豚やっていて今際の際に「あと少しでカツ丼ができたのに」と零す、最後の隠し部屋にあったのは拳銃やダイナマイトのようなやばすぎる代物で遺書が日本語で書かれていたが主人公以外の誰も読めない……みたいな、主人公以外の転生者が物語の伏線として水面下からひょっこり顔を出してくる、そういう工夫がほしかったと個人的には思います。
ゆっぴ~ちゃんさん、返信ありがとうございます。
>2:主人公のキャラについて
>怠惰な性格ゆえに物語を積極的に動かすようなキャラじゃないのに能動的に動き回っているのが疑問符でした。
確かにご指摘通りですね。徹底的に受け身のキャラにするべきでした。
>3:語彙
>「DNA認証」や「ゴルフボール」「チェーンソー」「SDカード」などのファンタジー系世界にはそぐわない現代単語のほうに強烈な違和感を感じました
いくら転生者の一人称とはいえ、世界観を大事にした言葉を選ぶべきだ、と言う事ですね。了解しました。
>その他:
>「転生要素……必要?」という疑問が浮かび上がりました。
>どうにも「転生者=超すごいステータスもち」という観念にとらわれているような……もうこれ現地主人公でもええやんけ?となってしまうわけです。
完全に私の実力不足の産物です。
本格的な長編の転生物を書くのは本作が始めてであり、正直かなり手探り状態でした。
まずは転生物作品の基本フォーマットを踏まえ、転生物ならではの面白さをしっかりと学び直そうと考えております。
貴重なご意見を下さり、また具体的な改善案を提示していただき、本当にありがとうございました。
1)離脱ポイントはありますか?]
掲載分はひと通り拝読。
決定的な離脱ポイントと思える箇所があるとは感じなかった。
2)主要キャラの性格は受け入れられますか?
受け入れられないことはない。
かといって、不愉快さなどとは別問題で、『この主要キャラたちの物語を見ていたい』とは思わない。
3)言葉を使用する事に引っかかりを覚えませんでしたか?
引っかかりはしなかったですけど、ぶっちゃけ、そこどうでもいい。
所感を端的に述べれば、無難?
細かい引っかかりはありますが、決定的に悪い部分はないのです。アイテムボックスの設定がちゃんと伏線として機能してるところから見ても、技量は平均よりも上だと思いますし。
でも特別作品が優れているとも感じません。
『読者からのレスポンスがない』というお悩みも、正直道理だと思います。
作品をどういう角度から切り取って見ても、中途半端に感じます。読者の立場からすると、作者さんが望むレス(作品のなにを褒めてほしいのか)がわかりません。
きっと作者さんは、思いつく限りの非常識キャラを取り揃えたとお考えでしょうが、思っている以上に分別と常識があり有能なキャラばかりです。
キャラ設定、特に欠点であろう事柄が、物語内で欠点として機能していないのです。これはコメディ作品としてみるとマイナス要素です。
●主人公
・転生者設定が完全に死んでいる。前世知識を利用(現世の他人から見て非常識な行動)しないし、異世界事情を知らずに大ポカやらかすこともない。
・サボリ魔言動をしてる割に、冒険そのものには積極的に出る、(結局乗るにしても)宝探しを疑うなど、アグレッシブで常識的。
・魔法はファイアボールしか使えないとしても、連発可能で威力は充分、威力調整も応用も可能。
・ファイアボール以外の魔法が使えなくても困っていない。
●エルフ娘
・切り裂き魔だとすれば、チェンソーにこだわる必要性はなく『刃物持ち歩けや』というツッコミ不可避。
・結局は魔物しか切らないし、しかも狂乱ぶりを見せるのは最初のスライム戦のみ。
●獣人娘
・百合設定なのか、変態写真家なのかがわからない。双方の設定を持っているとして見るにも、冒険中はカメラを手せず真面目に戦い、(『百合』と『男嫌い』は全くの別物だとしても)男である主人公相手でも普通に接するなど、基本常識的な言動をする。
・戦力としては抜群に安定かつ有能。
●ドワーフ娘
・不器用設定が展開に影響を与えない。(対アースエレメント戦のバインドは意表を突くもので、不器用設定があろうがなかろうが同じだと見なす)
・ドジであるだけで、言動も性格も常識的。最後発加入を加味しても、キャラ設定の弱さが目立つ。
この作品を純粋なファンタジー、英雄譚や冒険譚として見るには、主要キャラの非常識さが目立つ。まぁ、こちらの選択は最初から捨ててると思いますが。
けどゆる~いファンタジーとして見るには、頻繁に殺伐とした戦闘を勝利し、周囲の人間から正当に評価されている。(つまり英雄譚)
不遇扱いの主人公が成り上がる話にするには、攻撃的かつ実践的なファイアボールが不遇とは感じない。
勘違いモノと見なすにも、ファイアボールの威力が下位相当ではなく中位相当と微妙なもの。個人差の範囲と見なせる。
『笑える馬鹿』と言えるまでの突き抜けた馬鹿さがないんですよね……
仮に作品の方向性を変えずに、自分が手を加えるなら……
●主人公
・転生者設定は削除。
・ニート気質をもっと強烈に。戦闘などの要所以外は植物並みに自主的には動かない。
・物欲/金銭欲をもっと顕著に。でも数日前まで純朴(?)な田舎少年だったおのぼりさんだから、都会のずる賢さに騙される。
・魔法にデメリット。使用時の反動で自主的に動かないor魔法を使うために日頃活力を溜めている。
●エルフ娘
・平時はもっと常識的に。
・戦闘時のみ、二重人格並みの切り替え(平時は覚えていない)でもっと猟奇的に。
・森林整備との関連でチェンソーだけでなくナタや斧まで所持、エルフが木を伐採する際の神聖な装束着用(ホッケーマスク/ピエロメイク/アフリカ部族的よくわからない仮面)などなど。
●獣人娘
・水魔法か回復魔法、どちらかに絞る。こちらは水特化のほうが使いやすいか? 水魔法でも回復効果があるなど重複は可能。
・魔法にデメリット。ノーコン?
・濡れフェチ。カメラを通すことで水魔法成功とか。エルフ娘の濡れ透けはバッチリ収めるぜ!
・獣の気質で変態性アップ。狭いところ(側溝)に入り、上を通る女性のスカートの中が見えたとしても偶然に過ぎない。収集癖(下着/靴下/自転車のサドル)も獣の本能さ。
●ドワーフ娘
・役割がないので、こちらを回復魔法所持。重装備との兼ね合いで神官戦士とか?
・魔法にデメリット。殴らないと回復できないとか。神聖なものと思えないおどろおどろしいエフェクトや悪臭が発生するとか。
・ドワーフらしく酒好き。でもすぐ酔うし酒癖悪い。
……設定改変案はテキトーに思いつくまま書いたので、実際に物語作ろうとしたら無理があると思いますが、それはさておき。
展開としては少なくとも掲載分まで……主要メンバーが揃うまでは、冒険者として成功させませんかね?
失敗続き……あるいは魔物討伐は成功させても、一緒に森を焼き払ったり街道を潰したりして、人的被害なく被害を出して問題児パーティーとしてコメディタッチ描きますね。
シリアスにカッコいいシーン書きたければ、誰もがダメだと思った時にそんな問題児たちが街を救った、みたいなシチュエーションにします。
とりあえず区切りの良い9話まで読ませていただきました。普段、私は所謂なろう系の小説を読まないので、参考になるかはわかりませんが、以下に作者様の疑問点への回答、感想を述べさせていただきます。
1.離脱ポイントですが、私は2話からきついと感思いました。というのも、あらすじの内容をなぞっているだけで、話に進展や意外性を感じなかったからです。
また、冒頭から「設定語り」が多く、ストーリーを追う前に疲れてしまいました。ファンタジーを書いているとやりがちな悪手で、地の文で大量の設定を書き連ねられていると、読者はついていけなくなくなります。
特に1話と3話が顕著で、爺さんのやツッパリウサギの外見、主人公がいる場所や風景の説明など、説明語りが先行して必要な描写が欠けています。文章自体は読みやすいので、非常にもったいなく感じます。
2.まだノル君とエストちゃんしか見てませんが、キャラクターについては特に忌避感などありません。が、コメディとして書くならもう少しアクの強い方が良いかもしれません。クエスト報告の所を見るかぎり、2人ともちょっと良い子過ぎるような気がしないでもないです。
もう少し性格や性癖を過激にして、それをキャラクターに行動として現せば、コメディの役者として充分に活躍してくれるはずです。主人公は金持ちらしく尊大な言動を取ってトラブルを招いたり、エルフちゃんはチェーンソーへの異常な愛着ゆえに一人で敵に突っ込んで行ったりと、ストーリーの展開もやりやすくなりますし。
3については、私が読んだ所までは特に違和感はありませんでした。コメディならばそこまで気にする必要はないかと。もちろん、ある程度設定に則った時代考証は必要ですが、ファンタジーなので納得できる説明さえあれば問題はないと思います。
総括すると、問題なく読めるけど、読み進めるのに少し労力を要するという印象。キャラクターが気に入れば、文章は読みやすいのでスラスラと読めるはずです。
個人的な意見ですが、小説はタイトル~3話までが勝負だと考えています。作者様の小説は、序盤からゆっくりと平凡な展開が続き、雑多な説明と不明瞭な描写が相まって、キャラクターを気に入るまでに読者がついてこないのが現状だと思われます。
ただ、エルフちゃんがスライムを斬るシーンなんかは面白かったですし、口の悪い主人公なんかは割りと好きです。
つまるところ、タイトルや序盤の展開など、読者が最初に目に入れるであろう場所にインパクトや謎を叩きつけ、説明描写の有無、話を動かすシーンを取捨選択してテンポを早めれば、もっと読者の目を惹くことができるかと思います。
以上です。少々辛口になったかもしれませんが、ご容赦ください。作者様のこれからの活躍を期待してますので、筆を折らずに頑張ってください!
まーさんさん、返信ありがとうございます。
>1.離脱ポイントですが、私は2話からきついと感思いました。というのも、あらすじの内容をなぞっているだけで、話に進展や意外性を感じなかったからです。
この「ストーリーに面白みがない」「設定語りが多い」点は他の方からもご指摘をいただいた問題点であり、大きな改善点のひとつであると考えております。
>コメディとして書くならもう少しアクの強い方が良いかもしれません。
おっしゃる通りです。もっと思い切ったキャラ造形を心がけます。
>つまるところ、タイトルや序盤の展開など、読者が最初に目に入れるであろう場所にインパクトや謎を叩きつけ、説明描写の有無、話を動かすシーンを取捨選択してテンポを早めれば、もっと読者の目を惹くことができるかと思います。
皆様からのご指摘により、スタートダッシュがまったく足りていなかった、と認識できました。
>少々辛口になったかもしれませんが、ご容赦ください。
貴重な意見に大変感謝しております。お気になさらないで下さい。
>筆を折らずに頑張ってください!
皆様からのご指摘のおかげで改善点を知る事ができ、むしろ創作意欲が湧いております。
ご声援ありがとうございます。今後もがんばっていきたいと思います。
風待月さん、返信ありがとうございます。
>2)主要キャラの性格は受け入れられますか?
>受け入れられないことはない。
>かといって、不愉快さなどとは別問題で、『この主要キャラたちの物語を見ていたい』とは思わない。
>キャラ設定、特に欠点であろう事柄が、物語内で欠点として機能していないのです。これはコメディ作品としてみるとマイナス要素です。
重大な失策を犯してしまったと痛感しております。一体何を考えていたのか、と過去の自分を問い詰めたくなりました。
コメディにおいては大きな笑いどころとなるキャラの欠点を、欠点として描けていない点は極めて大きな過失です。これでは多くの読者にとって魅力的に映らないのも道理です。
猛省しております。
>『笑える馬鹿』と言えるまでの突き抜けた馬鹿さがないんですよね……
上記ご指摘と合わせ、アクセルの踏み方が足りなかったと猛省します。
貴重なご意見を下さり、具体的な改善案を提示していただき、本当にありがとうございました。
1.離脱ポイント
全話読みました。
2.キャラクターについて
笑える『バカ』という感じではなかったです。
例えば廃墟を炭にしたシーンの後は、全員そろってギルドで土下座するぐらいのことをしてもよかったと思います。笑えるバカとはそういうものだと思います。
あと、これはわたしだけかもしれませんが、メリー以外の名前が憶えづらく感じました。語感がよろしくないのかもしれません。
3.言葉について
比喩表現が巧いと思いました。ハンバーガーの包み紙以外とか、印象に残りやすいです。これは転生者という設定でないとできない技なので改稿するにしてもなんとか残してほしい設定です。次回作を書く際の強みにもなると思いますよ。
全話読んだことからもわかると思いますが、全体的に楽しめました。笑いの基本である緊張と緩和(アースエレメントの語彙が増えていく件など)もばっちりおさえてある、良い意味での手堅さがありました。
完結お疲れ様でした。
けのんさん、返信ありがとうございます。
>2.キャラクターについて
>笑える『バカ』という感じではなかったです。
>例えば廃墟を炭にしたシーンの後は、全員そろってギルドで土下座するぐらいのことをしてもよかったと思います。笑えるバカとはそういうものだと思います。
そうですね。
当初は全員土下座も考えてはいましたが、「この世界に土下座の文化はないだろう」と考え、差し控えました。
しかし、思い切って尖った描写を選んだ方がプラスになる、中途半端は悪い、と痛感しました。
>3.言葉について
>比喩表現が巧いと思いました。
>これは転生者という設定でないとできない技なので改稿するにしてもなんとか残してほしい設定です。
ありがとうございます。
一方で、他の方から「気になる」とのご指摘もいただいておりますので、なんとか自分なりにすり合わせをしていきたいと考えております。
重ね重ね、ありがとうございました。
3話まで読ませていただきました。
1.離脱ポイント
1話です。
理由はまずあらすじにあります。しろ~とさん、ふぉんさんと同意見で、興味を惹く内容になっていません。
改善すべき点は、情報の薄っぺらさを補うこと。
語りが淡々としすぎていて、「ただ内容を要約して書いた」感が伝わってきます。5W1Hは揃っているのに物語としての魅力を感じません。それは、単に怠惰な暮らしを夢見る少年が「世の中なめんな」と追い出されたという筋書きに面白みがなく、ノルという人物の魅力が何も書かれていないからです。
唯一使えるファイアボールの威力が凄いという情報にしても、聞き流されるレベルで薄いです。序盤のネタバレになるとしても、もう少し情報を出してもマイナスにはならないと思います。
文章技法的な話をします。
>前世は日本人である彼は、義理の祖父アウスの莫大な資産を当てに
転生前が日本人であるというノイズがあるせいで次の「祖父」が、転生前のなのか、転生後のなのか、違和感を覚えて立ち止まる必要がありました。しろ~とさんもご指摘の通り「義理の祖父」という一見しただけでは何が言いたいのか分からない表現も、読解の邪魔をしています(なぜ義理の父や養父ではないのか)。
1話「追放」にしても、書き出しの「俺」の次の行で脈絡なく「祖父」に話が移行しており、語りが完全にぶつ切れになっています。この間に
「というのも、俺はひょんなことからとんでもない大金持ちに拾われて実の家族同然に育てられたのだ」
のような繋ぎがあるだけでかなり読みやすさは変わります。
会話がメインになるとその違和感が軽減されるので、おそらくは地の文が苦手なのだと思われます。そこが読まれない原因の一端ではないかと推測します。
またアウスについて、死ぬまで贅沢できる富を得るほどの才能と実績を持つ人物であるのに、血の繋がった家族が一切いないのが気になりました。
一族が集まるパーティで襲撃され彼だけが生き残ったとか、極端な人間嫌いだとか、不自然でも理由は出せるはずですが、「長期海外出張に出る両親」のような作為的な違和感が残ります。そこも含めて笑いのポイントなのでしょうか。
2.キャラの性格
ゆっぴ~ちゃんさん他の指摘の繰り返しになってしまいますが、日本人の転生者である意味を全く感じません。前世の記憶を持っていることをアウスが知った時の反応は伏線として機能する書き方には見えません。
前世がこういう人間だったから、転生して人生勝ち組の家に拾われて、こういう人物になった、という流れになっているのでもありません。ただ単に金持ちの家に生まれただけの世間知らずの怠け者でしかなく、受け入れるというか、嫌われるのもやむなしとして作られたキャラのようにすら、私には思えます。
総括するなら、「転生ネタ入れておけばとりあえず人気出る」と安易な考えで組まれたように見えます。
3.現実世界由来の語彙
この問題、読み速の過去の記事に類似したものがありましたね。
あくまで語源が仏教思想や英語だからといっても、それが一般的に使用される語彙のレベルなら問題ないというのが評者の考えです。
が、ハバネロしかり、問題のあるレベルと言わざるを得ません(むしろ、こういう語彙を使う整合性を採るために転生者の設定を導入したのではとすら邪推します)
その他
>資産 (1話複数箇所)
資産でも話は通じるものの、一部「遺産」が適当と思われる場所があるのが気になりました。
>貨幣
紙幣を「お札」、貨幣を「コイン」だと思っている書き方ですね。
読み速過去記事で参考にしたのはこれです
アホ「なろう異世界のキャラが日本の諺を言うのはおかしい」←これ
http://yomisoku.com/archives/post-25044.html
なろう小説書いてる奴にちょっと聞きたいことあるんだけど
http://yomisoku.com/archives/post-23783.html
(To 管理人様 過去に見た記事を探したい時にカテゴリでもワードでも1Pあたりの表示数が少なく、またコメントが検索対象外で探しづらいので改善してくれると嬉しいです)
銀天さん、返信ありがとうございます。
>1.離脱ポイント
>1話です。
>改善すべき点は、情報の薄っぺらさを補うこと。
特に主人公描写の薄さは他の方々からもご指摘をいただきました。
大きな改善点であると認識しました。
>序盤のネタバレになるとしても、もう少し情報を出してもマイナスにはならないと思います。
これも序盤のつかみの弱さに繋がっていると理解しました。
>またアウスについて、死ぬまで贅沢できる富を得るほどの才能と実績を持つ人物であるのに、血の繋がった家族が一切いないのが気になりました。
設定を作中で出す事ができませんでした。上記の「もう少し情報を出してもマイナスにはならない」に通じる問題点であります。
端的に言えばアウスの性格が原因であり、人付き合いに関心がなかった(ノルを引き取ったのは事情あり)のが理由です。
>2.キャラの性格
>総括するなら、「転生ネタ入れておけばとりあえず人気出る」と安易な考えで組まれたように見えます。
ご指摘の通りです。まったく安易な考えであったと猛省しております。
>3.現実世界由来の語彙
>問題のあるレベルと言わざるを得ません(むしろ、こういう語彙を使う整合性を採るために転生者の設定を導入したのではとすら邪推します)
やはり安易であったと猛省しております。
他の方々の意見を参考に、改善していきたいと考えております。
>その他
>資産 (1話複数箇所)
資産でも話は通じるものの、一部「遺産」が適当と思われる場所があるのが気になりました。
>貨幣
紙幣を「お札」、貨幣を「コイン」だと思っている書き方ですね。
ご指摘ありがとうございます。完全に私の知識不足が原因です。
改善の機会をありがとうございます。
>読み速過去記事で参考にしたのはこれです
リンクありがとうございます。参考にさせていただきます。
重ね重ね、ありがとうございました。
平野ハルアキです。
皆様、ご意見をありがとうございます。
順次返信をしていきますので、少々お待ち下さい。
おもしろかったです
ギャグ作品としてさくさく読めて普通に楽しめました
最後まで読ませていただきました
ファンタジー世界としての設定も決して蔑ろにしていない、それぞれのキャラに個性があり、また戦闘シーンも単なる力業だけに頼らない小技の積み重ねもあり(バッグでゴブリンロードを一瞬封じるのとかうまいなと思いました)、敵方にも演出がある(アースエレメントが魔物化して何処からともなくカタコトで喋りだしたのは震えました)、個人的には良作といっていい出来だと感じました
酒場のモブに対しても、単なるモブとしてではなく、台詞にそれぞれの個性や背景を感じさせるものがあり、単に笑いをとろうとするより、作者さんがきちんとその世界に向かい合おうとする姿勢ありきで、それらをギャグに昇華しようとする姿勢があることを感じさせられました
ストーリーが進んでるようで、まったく進んでないのが個人的には好きなんですが、読者受けを狙うなら序盤からもう少し伏線を仕込んでもいいのでは?という気もします
そのせいか、作品全体が地味で小粒な印象は否めないかなぁと
読んでる途中で作者さんはこのあとのストーリー展開は考えてあるんだろうか?と少し気になりました
世界を救う…とまではいかないけど、国家や地方政治レベルの存亡の危機にこいつらを関わらせたらさぞかし面白いだろうなと思いました
ストーリー展開のワクワク要素、大きなことがこれから起きるぞっていうのもファンタジーの醍醐味なので、もう少しその辺を頑張ってみたら?というのが、読者としての自分のアドハイスです
例えば、隠し部屋の秘密とか、ギャグとして笑いましたが、一方で、もしかしたらこれが伏線となって、大きな事件の予兆となるシーンかもと直前まで睨んでいましたが、そうではなかったです
ここら辺は作者さんの照れもあるんではないかなと思ってしまいます
なんでもかんでも、積み重ねたものを最終的には一気に笑いに変えてしまおうというのは一種のセンスではあるのですが、一方で、そこで真面目さシリアスさや世界系みたいな壮大さを語ることを避けてしまってるのでは?と
もう少し大きいものに主人公たちを関わらせてあげたら?という気はします
個人的には政治劇なんかに絡んでいくと面白いかなって気もしますが
やはり、個人的には、これから主人公たちがどういった事件に絡んでいくか?が物語としての面白さに繋がるのではという気もします
普通に楽しめました
ありがとうございます
セトさん、返信ありがとうございます。
>ストーリーが進んでるようで、まったく進んでないのが個人的には好きなんですが、読者受けを狙うなら序盤からもう少し伏線を仕込>んでもいいのでは?という気もします
>そのせいか、作品全体が地味で小粒な印象は否めないかなぁと
この点は多数の方から「ストーリーのつかみが弱い」とご指摘をいただいており、今後の改善点であると認識しております。
>このあとのストーリー展開は考えてあるんだろうか?と少し気になりました
考えてはいました。
私の失敗のひとつとして、先の展開を考えすぎて序盤を疎かにしてしまった事が挙げられると考えています。
ラスボスがどんな存在なのか、なぜ主人公がファイアボールしか使えないのか、などの設定こそ考えていたのですが、そこに目が行き過ぎて序盤のつかみが弱い(設定の出し惜しみ)、設定語りが多い、設定にアラが見受けられる、などの問題点に視線を向けられなかったと分析しております(あくまで理由のひとつであり、それが問題のすべてであるとはもちろん考えていません)。
>ストーリー展開のワクワク要素、大きなことがこれから起きるぞっていうのもファンタジーの醍醐味なので、もう少しその辺を頑張ってみたら?というのが、読者としての自分のアドハイスです
はい。お言葉ありがたく頂戴いたします。
貴重なご意見ばかりでなく、良作との評価まで下さり、ありがとうございました。
管理人です。
とても読みやすいですね。「愛された男なのだ」から次への落差に続いて、「クソジジ」からのチェンジで、早くも書き手の「キレの良さ」への信頼感が生まれました。転生の説明を最低限にしたり、もう荷物がまとめてあったり、追放を派手にしたりと、テンポと見栄えに気を遣われていることがよくわかります。全体的に良い意味でコミカライズしやすそうな感じがします。主人公の性格や言葉も特に引っかかりませんでした。
2話は素早い切り替えと装備のディテール、さりげなく盗んでいたというのが良いですね。一瞬「ん?」となったのは、「ひと月くらいは何とか持つ」というところです。リアリティ重視で考えた結果なのかもしれませんが、単純に「余裕があり過ぎてワクワク感に欠ける」と感じました。
3話も安定していますので、細かいことを言うと、「魔石の説明」がノイズになっています。最低限で済ませてあるとは言え、魔法の描写と行商人の驚きの間には余計なものを挟まないほうがいいです。大抵の読者は正直「魔石」という表記だけでだいたい見当はつくでしょうし、必要なら後々説明すれば済むはずです。あと、「あの程度の魔物に」から先が少々くどいと感じました。1話では気を遣えていたことがこのあたりで薄れてきている印象です。
管理人が拝読するのは原則序盤のみとさせていただいております。ご了承ください。
反応が少ないのはあらすじがちょっと堅苦しいせいかもしれません。有り体に言って珍しい設定ではないので、「正確な説明」より「笑えそうな雰囲気」を重んじたほうがいいと思います。
管理人さん、返信ありがとうございます。
>一瞬「ん?」となったのは、「ひと月くらいは何とか持つ」というところです。
ご指摘どおり、「さすがにこれくらいの金額は持たせるだろう」と考えての描写でした。今後は主人公をもう少し余裕のない状況に追い込む事を心がけたいと思います。
>あと、「あの程度の魔物に」から先が少々くどいと感じました。1話では気を遣えていたことがこのあたりで薄れてきている印象です。
多数の方から設定の説明が多いとのご指摘をいただいており、私の弱点のひとつであると認識しました。今後はテンポを重視した文章を心がけたいと思います。
>反応が少ないのはあらすじがちょっと堅苦しいせいかもしれません。有り体に言って珍しい設定ではないので、「正確な説明」より「笑えそうな雰囲気」を重んじたほうがいいと思います。
貴重なアドバイスをありがとうございます。参考にさせていただきます。
重ね重ね、ありがとうございました。
作品を未読の者です。
未読であるにも関わらず感想を述べるのは、「反応がない」のに悩んでおられるという事で、それについて拙いながら助言になり得るかも知れない考えを、この記事が切っ掛けとなって思い付いたからです。
私が平野ハルアキさんの当作品を読んでいないのは、ひとえにタイトルが理由です。これはタイトルに魅力がないという事ではなく、そもそも興味の無いジャンルである事がタイトルから明らかだからです。私はなろう系を好みません。この事を切っ掛けに思い付いたのですが、晒されている当作品は、「小説家になろう」を利用する多数派にとって、興味のないジャンルに見えているのではないでしょうか。
なろう系を好まない私にとっては、なろうの流行とか需要とかいったものは、どれも同じに見えますが、なろう系を好む人にとっては、おそらく違うと思います。
例えば異世界転生と異世界転移の違いは私にとってはどうでもいい事ですが、この違いを重視するような傾向は確かに存在する(した)と思います。
平野ハルアキさんの作品に反応が付かないのは、先ずタイトルにおいて、こういうネット小説を利用する主要な層の機微を捉える事に失敗しているからではないでしょうか。
〉『創成魔法の再現者 ~『魔法が使えない』と実家を追放された天才少年、魔女の弟子となり正しい方法で全ての魔法を極めます。貴方の魔法は、こうやって使うんですよ?~』
これは今「小説家になろう」の日間ランキングから引用したタイトルです。私から見れば、『ファイアボール乱舞~のんべんだらりと暮らしてたら村を追い出されたので、ファイアボールを頼りに冒険者として成り上がる~』と大差の無いタイトルに見えますが、なろう系に対して目の肥えた読者にとっては、ジャンルが違うくらいの差異が見えているのではないでしょうか。
他の方の感想をちらほら見る限り、内容は概ね高評価のようなので、この辺りの微妙なジャンル(と言って良ければ)の選定と、その微妙な所を上手く突いたタイトルを設定できれば、反応がかなり増えるのではないでしょうか。
以上、作品を読んでもいないのに失礼致しました。参考になれば幸いです。
とめったさん、返信ありがとうございます。
>私が平野ハルアキさんの当作品を読んでいないのは、ひとえにタイトルが理由です。
その通りであると痛感しております。
なろうだけを見ても多数の作品が投稿されている現状、読者がタイトルとあらすじを手がかりに読むか否かを判断するのも当然の事であると思います。
今後はより一層、タイトルとあらすじにも気を遣いたいと考えております。
>以上、作品を読んでもいないのに失礼致しました。
いいえ、貴重なアドバイスをありがとうございました。ぜひとも参考にさせていただきます。