学びのプロ「僕は常に10〜20冊くらいを並行して読んでいます」

──コロナ禍によって在宅時間が増えた人も多いと思います。電子書籍を利用した読書時間は増えましたか?

外出の移動時間が減ったことで、読書時間はかなり増えましたね。それに伴い、電子書籍を読む時間も増えました。特に隙間時間に電子書籍は使えますね。

──まとまった時間を取るのではなく、隙間時間に読書ですか?

Kindle電子書籍リーダーをパッと開いて、ミーティングの合間に10分でもあればその場で読みますし、30分あれば外に出てベンチに座って読みます。
特にミーティングの合間の時間は、少しでも環境を変えると思考が変わるのでおすすめです。それから、お風呂の時間はマスト。最近のKindle電子書籍リーダーは防水*機能が搭載されているものもあり、湯船に浸かる10分間は電子書籍の世界へ没入しています。
*発売中のKindle Oasis、Kindle PaperwhiteはIPX8等級の防水機能を搭載している

──1冊の本をバラバラの隙間時間で読み進める、ということでしょうか。

いえ、僕は常に10〜20冊くらいを並行して読んでいて、その時々で自分の頭のコンディションや興味にフィットした本を選んでいます。
たとえば、イベントの登壇後は脳みそが疲弊しているから哲学書は読めません。軽く読める本やマンガなどを5〜10分くらいパラパラとめくっています。
特にマンガは、Kindle Oasisの画面サイズが大きいこともあり、Kindle Paperwhiteから格段に読みやすくなりました。

──読みかけのまま、読まなくなる本もあるのでしょうか?

たくさんありますよ(笑)。なかには読めていない本が書斎とKindleの中で眠っています。でも、机の上に並べただけの「積読(つんどく)」もすごく大事で、背表紙からのメッセージはいいプレッシャーになるんです。
たとえば、何か新しい企画を考えているときに、ダンテの『神曲』が目の前にあると「小さい軸で考えるな、もっと広い時間軸で考えなさい」という無言のメッセージを受け取ります(笑)。

自分が積読に囲まれていると、知的欲求や好奇心が喚起されますし、少なからず思考や言動に影響を与えます。だから、買ったけれど読んでない本が積まれているのは悪いことではありません。

──複数の本を同時並行で読み進めると、内容が頭に入らないということはないのでしょうか?

大切なのは、読む行為そのものではなく、本を読んだ後のアクションにあると思っています。
まず、本を買ったタイミングで必ずやることは、買った直後にとにかく5分でもいいから軽く目を通し、気になった箇所にマーカーを引いてピックアップする。
紙の本なら背表紙が見えるようにして積んでおく。それができると積読も資産になりますし、ストックされた書籍にいつでも戻れる切符を手に入れることになります。
読んでいるときも、印象に残った文章をマーキングします。
この買った直後のアクションと、隙間時間の読書で得られたマーカーを組み合わせることで、後から簡単に振り返ることができます。

──文章のマーキングについて具体的に教えてください。

僕の場合、ビジネス書は人前で話すときの引用を目的としているので、Kindleでマーカーを引きながら読んでアーカイブし、必要なときにすぐ手元で呼び出せるようにしています。

──マーキングすることで、自分だけの知識の引き出しにいつでもアクセスできるようになるんですね。

マーキングは、読後のアウトプットにも役立ちます。
アウトプットはTwitterでもnoteでも自分のメモ帳でも構いません。ただ、この「読後のアクション」がない読書は、ひたすら情報が抜け落ちていくだけです。
僕の場合は、マーキングを参照しながら、自分にとっての学びは何だったのかを、Voicyでの放送を通じて言語化しています。
そして、本は読むタイミングが重要で、10年前は意味を感じていなくても、10年経って読み返すと「これは新しい!」という新たな発見につながることが多々あります。だから、Kindleでマーキングをして、必要なときに取り出せる状態にしておくことはとても大切ですよ。

出典:ナニモノでもないビジネスパーソンが、武器を持つ方法



 

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並行読書、昔は避けてましたが、最近は2冊ぐらいならアリだなと思ってます。

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