バイトしながら小説家デビュー夢見て42歳、今さら諦められない理由

夢は小説家デビュー、アルコール依存症でも書く現役バーテンダーの“苦行”

 夢追い人の町・高円寺に、20年も小説を書きあぐねる男がいる。

「BAR人間失格」の雇われ店長で、今年42歳になる土田拓生さんは小説の執筆という“苦行”に励む。

「小説を読んでも書いても楽しいことは一つもない。“何者”かになる手段として選んだだけです」

23年前。早稲田大学に入学

 青森から上京して早稲田大学に入学したのは23年前。登山家の植村直己に憧れて山岳部に入った。ところが、同期が山で命を落とす現実に打ちひしがれ、登山から離れた。

「その後、演劇や映画製作を手伝う中で文章を褒められて、自分には文才があると勘違いしたんです」

 大学卒業後は新宿の酒場「どん底」でバイトをしながら小説を書くも鳴かず飛ばず。書けないストレスは酒でごまかした。やがて店を辞めたが、心配する知人に雇われ、「BAR人間失格」の店主となる。月収は18万円と苦しいが、ここで仕切り直すはずだった。しかし1年後、アルコール依存症の連続飲酒が原因で、自宅で倒れた。幸い、店が開かないのを不審がった常連が家を訪れ、救ってくれた。

今さら諦められない

 あの日に酒を断ってから4年がたった。酒瓶と酔客に挟まれ働く夜は、小説と同じく“苦行”だ。

「お酒の誘惑に耐えるのに必死で、書けない時期も長かった。でも、小説に費やした時間とお金を思うと、今さら諦められない。他にやるべきこともないですしね」

原稿用紙450枚の大作も書き上げたが…

 断酒から2年たち、「脳の回復を感じた」土田さんは再び小説に挑み、年明けには原稿用紙450枚の大作も書き上げた。しかし、土田さんは小説の神様に見放されてしまう。データが入ったUSBが壊れ、小説は消えてしまったのだ。それでも土田さんはしぶとい。

「数週間はかなり落ち込みました。でも、依存症になった人は早く死ぬことが多い。だったら最後まで書き続けようと、今は思います」

 キーボード上を彷徨う10本の指が、夢を摑む日を祈るばかりだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5ebeda0d55933ae713070bddd89fea3bac9c9121


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